ジョージ・ハリスン『All Things Must Pass』50周年記念盤から未発表曲「Cosmic Empire」が公開
ジョージ・ハリスン(George Harrison)の『All Things Must Pass』50周年記念スーパー・デラックス・エディションが2021年8月6日に発売されるのに先立ち、未発表曲「Cosmic Empire」が公開。リリック・ビデオも公開された。
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この曲は、1970年4月にビートルズの解散が発表されてからわずか6週間後に制作を開始したジョージ・ハリスンによる、アルバム・セッションからの数多くの未発表音源の一つ。
5月26日、EMIスタジオのアビー・ロードにあるスタジオ3で、ジョージはリンゴ・スターとビートルズ『Revolver』のジャケットを手がけたことでも知られ、音楽プロデューサーでもあるクラウス・フォアマンと共にタイトル曲を始めとする15曲を録音。翌日には、共同プロデューサーであるフィル・スペクターのために、ジョージがソロで15曲を録音した。これらの曲の多くは、1970年末に発売された3枚組LPに収録されたが、今まですべては収録されなかった。
今回、アルバム発売50周年を記念して発売されるスーパー・デラックス・エディションでは、この30曲のデモ音源すべてが初めて公開される(そのうち26曲は公式未発表)。その中には今回公開された「Cosmic Empire」に加えて、「Going Down To Golders Green」「Dehra Dun」「Sour Milk Sea」「Om Hare Om」「Window Window」「Beautiful Girl」「Mother Divine」「Nowhere To Go」などが含まれている。
今回新たに公開された「Cosmic Empire」の音源は、レコーディング2日目に録音されたもので、ジョージがアコースティックギターで演奏している。また、アニメーション制作会社「Yes, Please」が制作した新しいリリック・ビデオは、ジョージが歌詞の中で描いている自然や宇宙の世界をカラフルに表現している。
ハリスン・ファミリーが愛情を込めて制作した『All Things Must Pass』50周年記念スーパー・デラックス・エディションは、オリジナルテープからリミックスされ、ジョージの希望を叶えるためにサウンド的にもアップグレードされて、我々の元に戻ってくる。ダニ・ハリスンがエグゼクティブ・プロデューサーを務め、グラミー賞を3度受賞したエンジニア、ポール・ヒックスがミックスを担当し、デビッド・ゾンシャインがプロデュースしている。
Written by Paul Sexton
ジョージ・ハリスン『All Things Must Pass』50周年記念盤
2021年8月6日配信
①「スーパー・デラックス・エディション(5CD + 1ブルーレイオーディオ)」
②「3CDデラックス・エディション」
③「2CDエディション」
④「スーパー・デラックス・LPエディション」
⑤「Uber Deluxe Edition」
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