カート・コバーンの私物を初めて展示する「Growing Up Kurt Cobain」7月19日にアイルランドでオープン
ニルヴァーナのフロントマン、故カート・コバーンの私物のコレクションが今夏初めてアイルランドのキルデア州ニューブリッジにあるミュージアム・オブ・スタイル・アイコンズで展示される。
7月19日にワールド・プレミア公開される「Growing Up Kurt Cobain」と題されたこの展示会は、今は亡きロック・スター、カート・コーバンゆかりの品々が展示される。ニルヴァーナのブレイクのきっかけとなったヒット曲「Smells Like Teen Spirit」のビデオで着ていたシャツ、手書きの歌詞、幼少やティーンエイジャーの頃に描いたスケッチ、そしてカート・コバーンが所有した唯一の車でパウダー・ブルー色の1965年ドッジ・ダートなどが公開される。
展示会のオープニングには、カート・コバーンの母のウェンディ・オコナー、妹のキム・コバーンとオリヴィア・オコナー、そして25歳の娘であるフランシス・ビーン・コバーンが揃って出席する。
カート・コバーンがアイルランド系アメリカ人であることから、アイルランドで展示会を開くことに決めたと家族はコメントしている。カート・コバーン自身は彼の祖先はコーク州出身であると信じていたと言われているが、RTEニュースによると、カート・コバーンの先祖は1875年に北アイルランドのティロン州からアメリカに渡ったとされている。
カートの娘、フランシス・ビーン・コバーンはRTEニュースの取材に対し「アイルランドのミュージアム・オブ・スタイル・アイコンズにて、家族の兄であり、息子として彼を誇る家族をサポートしながら、そこで一緒に参加できることに感激しています。私の父がどういう人だったか、いつも祖母や叔母に密かに教えてもらっていました。家族から見たカートという人間が、世界中のニルヴァーナ・ファンの皆さんとともに祝福されることにとても喜ばしい気分です」とコメントした。
さらに妹のキム・コバーンは「このエキシビションを通じて、カートのルーツ、ヴィジョン、そして芸術的な天才ぶりに焦点を戻し、多くの人に自分自信のクリエイティヴィティや子供のような探究心を失わないように働きかけることができればと思っています」と加えた。
博物館の経営者であるウィリアム・ドイルは「今回の展示品は今まで一度も公の目に触れたことはなく、今回このような形で協力できることは非常に光栄です。今までマイケル・ジャクソン、シェール、プリンス、その他大勢の音楽やファッションのアイコンのエキシビションに携わってきましたが、今回のカート・コバーンの人生を物語る展示は、今までこのミュージアムでキュレートしてきた中でも最高のものになると思います」と話した。
エキシビションは7月19日にオープンし、9月30日まで公開される予定。
Written by Tim Peacock
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