クラプトンの新しいドキュメンタリー『Eric Clapton: Life In 12 Bars』がトロント国際映画祭で上映

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エリック・クラプトンの新しいドキュメンタリー『Eric Clapton: Life In 12 Bars』が2018年のTV局Showtimeでの放映に先駆けて、トロント映画祭で上映される。

オスカー受賞者、リリ・フィニー・ザナック(映画『ドライビング Miss デイジー』プロデューサー)が監督を務める本作では、エリック・クラプトンの多くのインタビューを見ることができる。ザ・ヤードバーズやジョン・メイオール&ザ・ブルースブレーカーズなどブリティッシュ・ロックを渡り歩いていた頃から、クリームやブラインド・フェイスでの活動、そして長きにわたるソロ・アーティストとしての活躍を含め、世界中のギタリストに多大なる影響を与えてきたクラプトンの素晴らしいキャリアが記録されている。また『Eric Clapton: Life In 12 Bars』は、彼の人生においてトラウマとなった幼少期、アルコールやドラッグへの依存、そして息子の死など、最も波乱に満ちた時期にいかに音楽が救いとなってきたかをも追及しているという。

『Eric Clapton: Life In 12 Bars』では、エリック・クラプトンの家族、友人、音楽でのコラボレーター、仲間やヒーローへのインタビューもあり、今は亡きB.B.キングジョージ・ハリスンやジミ・ヘンドリックスも登場する。今回の作品を作るにあたって、エリック・クラプトンの個人的なアーカイヴ、名パフォーマンスの動画、オン・ステージ/オフ・ステージの様子、象徴的な写真、コンサートのポスター、手書きの手紙と絵、そして個人的な日記の内容など、リリ・フィニー・ザナック監督には前代未聞の様々な資料が与えられた。

トロント国際映画祭では『Life In 12 Bars』の他にも音楽関連のプロジェクトが取り上げられる。その中には、ソフィー・ファインズの新作で、ニュー・ウェイヴのアイコン、グレイス・ジョーンズを追った『Grace Jones: Bloodlight And Bami』も含まれており、サミュエル・D・ポラード監督の新しいドキュメンタリー『Sammy Davis, Jr.: I’ve Gotta Be Me』もトロント国際映画祭で初公開となる。そして映画祭の最後を飾るのは、エジプトのフィルムメーカー、アムル・サラマの新作で、マイケル・ジャクソンの死によって人生がひっくり返されてしまうイマーム(*訳注:イスラム教の導師)を題材にした『Sheikh Jackson』である。トロント国際映画祭は、2017年9月7日から17日まで開催される。

また、エリック・クラプトンは秋にライヴ・コンサートの日程を控えており、9月7、8日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで、また9月15、16日はロサンゼルスのザ・フォーラムで共に2夜連続のライヴが予定されている。

Written by Martin Chilton


 

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