クラプトンが次回作とドキュメンタリー映画『Life In 12 Bars』、そして健康状況を語る
エリック・クラプトンがローリング・ストーン誌に次のスタジオ・アルバムの計画、今の健康状態、またこれから公開される彼のドキュメンタリー『Life In 12 Bars』などに関しての情報を明かした。またエド・シーランへのアドバイスも行なっている。
エリック・クラプトンは現在2016年の『I Still Do』に続く作品を制作中であると述べた。しかし、それは、2014年に彼が自身のヒーローであり、友人でもあったJ.J.ケールにささげたアルバム『The Breeze: An Appreciation of JJ Cale』の続編になるであろうとのことだ。
「まさに制作の途中なんだ」と彼はそのインタビューのなかでライターのデイヴィッド・フリッケに語った。そして、その作品は、トリビュート作のセッションで残しておいたものに基づいたものであると付け加えた。「まだ、僕等が一緒に演奏したJJの曲があるんだ。時にはそれをダブでミックスしたり、純粋なカントリーに戻してみたりしているよ」。またアルバムには、彼の長年のスタジオ・コラボレーターであり、キーボード・プレイヤーのサイモン・クライミー(1980年代のヒットメイカー、クライミー・フィッシャーの相棒)と作曲した新しい楽曲も収録される。
最近ニュー・ヨークで『Life In 12 Bars』の2度目の試写を見た彼は、「初めて見た時ほど悪くなかったよ」と述べている。この映画は、彼の人生の危機的な状況において、音楽がいかにエリック・クラプトンを救ったかが描かれている。「音楽を聴くことと音楽を演奏することは同じぐらい重要なんだ。僕の人生のあらゆる期間において、新しい音楽も古い音楽も僕を助けてくれた。うまく演奏が出来ないときも、まったく弾けないときもなんとか切り抜けてきたんだ」。
クラプトンからは大きな影響を受けたと公言しているエド・シーランについて、世界的な成功をどのように扱うべきかをも言及している。「僕は彼に、“ペースを落とせ、そして燃え尽きないようにするんだ”と伝えたんだ。だけど、彼は彼の出来ることころまで全力を傾けているみたいだね。彼は世界を征服したいんだ。だけど、だったらどうするのか? そしてここからどこに向かうんだ? 誰もが、いつも上昇していられるわけではないからね」。
エリック・クラブトンは、また、彼が患っており、現在回復に向かっている皮膚の炎症に関しても語った。「頭から足まで湿疹がでているんだよ」と彼は言った。「手のひらの湿疹が出てきたとき、プロデューサーのグリン・ジョンズとちょうど『I Still Do』を作り始めたところだった。大惨事だったよ。手にバンドエイドをして、手袋をしなくちゃならなかったからね。だからスライド・ギターを多く演奏したんだ」。
そして、彼は言った「いまは手の状態はいいよ。完治はしてないけれど、油薬を塗ってるよ。ただ老いたってことだね。だけど、ここ2年間と同じぐらいいい感じだよ」。
Written by Paul Sexton
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