エリック・クラプトン、コロナ禍での無観客ライブ『ロックダウン・セッションズ』が日本劇場公開に
エリック・クラプトン(Eric Clapton)が、新型コロナウイルス蔓延を受け有観客での開催の代わりに行った無観客アコースティックライブの日本劇場公開が決定した。タイトルは『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ』(原題:LOCKDOWN SESSIONS)にて、2021年10月8日(金)より新宿ピカデリー他全国期間限定公開となる。
ライブにはクラプトンのキャリアの中から選び抜かれた楽曲が演奏、30年ぶりに収録されるアコースティックライブとなっている。
<関連記事>
・エリック・クラプトンの20曲
・デスキ・トラックス・バンド、『いとしのレイラ』完全再現ライヴ盤を発売
2021年、エリック・クラプトンは同年5月、恒例となっているロイヤル・アルバート・ホールでのライブを予定していたが、新型コロナウイルス蔓延のためにキャンセルすることになってしまった。このロックダウンの状況下で、アーティストは何ができるのか考えたクラプトンは、イギリスの田舎町に旧知のメンバーを集め、無観客でのアコースティックでのライブを行うことにした。彼はこう語っている。
「僕がしたいのは、ロウソクの火を燃やし続けるように、演奏をしつづけることなんだ」
メンバーはクラプトンの盟友ネイザン・イースト、スティーヴ・ガッド、そしてクリス・ステイントン。サウンド・プロデューサーには数々の歴史的名盤を手掛け、1992年の大ヒットアルバム『Unplugged』も手掛けたプロデューサー “ラス・タイトルマン“が担当。
バンドはリハーサルを行いながら、クラプトンの膨大なレパートリーの中から、エレクトリックとアコースティックの両サイドからの選曲を進めていき、最終的にクラプトン自身のルーツを探求するような選曲となった。また演奏自体にもこだわりを見せ、通常のライブでは表現し辛いが、無観客のクローズドだからできる繊細な演奏を心掛け、メンバーがとても楽しそうにプレイをしているのを感じることができる。ロイヤル・アルバート・ホールでのライブと続くツアーは中止になってしまったが、そのおかげで、この特別なライブを日本でも体験することができることとなった。
尚、今回公開される劇場上映版は後日発売されるDVD/BDとは一部別編集されたものとなり、さらに劇場上映版のみで観ることができるオフ・ショット、インタビュー等の15分以上の別映像も収録されている。
Written By uDiscover Team
映画『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ』情報
オフィシャルHP / 公開劇場(随時更新): (随時更新中)
10月8日(金)より新宿ピカデリー他全国期間限定公開
※10月8(金)9(土)のみの上映館あり。劇場によって上映期間が異なりますので、詳しくは上記HPのTHEATERSでご確認ください。
※特別料金\2,200(税込)ドルビー・アトモス上映は追加料金がかかる場合があります。
原題:LOCKDOWN SESSIONS
監督:デヴィッド・バーナード
出演:エリック・クラプトン、スティーヴ・ガッド、ネイザン・イースト、クリス・ステイントン、ラス・タイトルマン、他
配給:Eastworld Entertainment / カルチャヴィル
89分/カラー/イギリス/2021年
©2021 Bushbranch Productions Ltd All Rights Reserved
【劇場上映版『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッションズ』曲リスト】
Driftin’ Blues
Nobody Knows You When You’re Down And Out
Golden Ring
Black Magic Woman
Man of the World
For Kerry
River of Tears
Rock Me Baby
Believe in Life
Going Down Slow
Layla
Tears in Heaven
Bad Boy
Got My Mojo Working
エリック・クラプトン『Eric Clapton (Anniversary Deluxe Edition)』
2021年8月20日発売
CD&LP / iTunes / Apple Music
- エリック・クラプトン アーティスト・ページ
- エリック・クラプトンの20曲
- ライブ盤『Derek And The Dominos At The Fillmore』の複雑な収録内容変遷
- クラプトンのドキュメンタリー『Life In 12 Bars』で描かれる成功と堕落、喪失と再生
- デスキ・トラックス・バンド、『いとしのレイラ』完全再現ライヴ盤を発売