エルトン・ジョンがキャリア最後のツアーチケット転売防止対策でTwicketsとパートナーシップを締結
エルトン・ジョンがまもなく開幕するキャリア最後のツアー”Farewell Yellow Brick Road tour”においてTwicketsとパートナーを組むことが発表された。
Twicketsは全世界のファン同士のチケット取り引き市場で、そこでエルトン・ジョンのファンが合法的にチケットを買ったり、余ったチケットを売ったりできるというものである。このパートナーシップの狙いは、不正にチケットが転売市場へ流れることへの対策と、エルトン・ジョンのファンの搾取を未然に防ぎ、チケットが正規の価格で転売されるように保証することで価格の高騰をなくすことにある。
アイコニックなシンガー・ソングライターの、既にソールドアウトしている待望のFarewell Yellow Brick Road tourは9月8日にペンシルベニア州のアレンタウンを皮切りに始まり、2021年の終幕までに世界300公演以上が予定されている。これまでチケットが確保できていなかったファンも、エルトン・ジョンのオフィシャルサイトとTwicketsとのパートナーシップ・サイトで直接チケットを購入できるようになり、現在ロサンゼルスとトロント公演のチケットが販売中である。
以前にuDiscoverでお伝えした通り、エルトン・ジョンは2018年1月にFarewell Yellow Brick Road tourを発表した。エルトンがこの決断に至ったのは2015年の南フランスでのことで、彼の夫であるデヴィッド・ファーニッシュや彼の子供達ともっと一緒に時間を過ごしたかったと語っている。
「僕の人生における優先順位が変わったんだ。10年前なら、もしツアーをやめるかって訊かれていたら、僕は働くミュージシャンで、どんなときも演奏してきたから絶対にやめたりしないよ、って答えていただろうね。でも子供達がきてから、僕たちの人生が変わったんだ。2015年、デヴィッドと僕は子供の学校の年間スケジュールを眺めていて、”彼らの成長をもっとちゃんと見届けたい”って思ったんだ。僕は素晴らしい人生を送ってきたし、仕事も順調で、とても幸運だった。そして今人生の優先順位が変わったんだ」
「僕は17歳の頃からいろんなバンドとツアーをしてきて、1969年からは自分名義のツアーも続けてきて、今が世界中のファンの皆さんにありがとう、とさようならを言って、一息つくにはちょうどいい時期のように思えたんだ。もちろん、これからも制作活動や旅をやめるわけではないんだけどね」
Written by Tim Peacock