エルトン・ジョンの長編ドキュメンタリーがトロント国際映画祭でプレミア上映

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Elton John - Photo: Kevin Mazur/Getty Images

ポップ界のレジェンド、エルトン・ジョン(Elton John)についての長編ドキュメンタリー『Elton John: Never Too Late』が、2024年9月開催のトロント国際映画祭での“ガラ・プレゼンテーション”部門でワールドプレミア上映される。

また、エイミー・アダムス主演で、人生がシュールな方向に転じていく専業主婦の物語を描いたダークコメディ『Nightbitch』も上映されることが決定した。

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これら映画は、今年の第49回トロント国際映画祭(TIFF)での上映作品として発表された最初の6作品のうちの2作品となる。また、同映画祭で上映される注目作品や名誉ある賞の受賞者とあわせて、2026年に予定されているトロントでの組織化された映画市場の立ち上げに向けたプランも明らかになった。

『Elton John: Never Too Late』は、Disney+が製作を手掛け、R・J・カトラーとエルトンの夫であるデヴィッド・ファーニッシュが共同監督を務めている。『Nightbitch』はマリエル・ヘラーが監督を務め、サーチライト・ピクチャーズが配給を手掛ける。

今年の映画祭では、カナダ人監督デヴィッド・クローネンバーグが“ノーマン・ジュイソン生涯功労賞”を受賞することも発表されており、主催者は、クローネンバーグ監督について、「卓越した深みと広がりを持つドラマティックな作品を生み出し、その結果、(彼は)世界で最も影響力のある映画作家の一人として称賛されている」と評している。

今年のTIFFトリビュート・アワード(功労賞)の名誉委員長を務めるのは、オタワ出身の俳優サンドラ・オー(『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』や『キリング・イヴ/Killing Eve』『The Sympathizer』などのテレビドラマで活躍する)。

トロント国際映画祭のCEOであるキャメロン・ベイリーは、サンドラ・オーについて“比類なき人物”と称え、「このような偉大なアーティストたちがトロントに集い、TIFFの映画業界全体における包括性向上にスポットライトを当ててくれることに感謝しています」と語った。トロント国際映画祭は現地時間9月5日から15日まで開催され、TIFFトリビュート・アワードの授賞式は9月8日にフェアモント・ロイヤル・ヨーク・ホテルで開催される。

その他の“ガラ・プレゼンテーション”部門の上映作品には、ウ・ミンホ監督、ヒョンビン、イ・ドンウク、パク・ジョンミン、チョン・ヨビン出演の韓国の戦争アクション映画『Harbin』、トム・ヒドルストンン主演、マイク・フラナガン監督の『The Life of Chuck』(2020年のスティーブン・キングの同名短編小説が原作)、シドニー・フリーランド監督、NBAプレイヤーのレブロン・ジェームズがプロデュースを手掛ける、ネイティブアメリカンの居留地(Indian reservation)での”リザーベーション”バスケットボール”を題材にした青春映画『Rez Ball』、ルピタ・ニョンゴが新しい環境と折り合いをつけることを余儀なくされるロボットの声優を務めるクリス・サンダース監督によるドリームワークスの最新アニメーション映画『The Wild Robot』などがある。

トロント国際映画祭のチーフ・プログラミング・オフィサーであるアニタ・リーは声明で次のように述べている。

「TIFFの観客は、今年9月にトロントでどんな作品が上映されるのかを心待ちにしていることでしょう。本日の発表は、今年の上映作品を象徴するものです。TIFFは、世界中の新進・ベテラン映像作家の作品を紹介することで知られています」

Written By Tim Peacock



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