エルトン・ジョン、エド・シーランらスター達によるチャリティー・キャンペーンがスタート
ウガンダとルワンダの孤児院に住む12万人もの子供の救済を志す「Hope and Homes for Children」(子供に希望と家庭を)主催の「End The Silence」キャンペーンに、エルトン・ジョンやエミリー・サンデーなど、数々の著名人が参加している。
エド・シーランとマーク・ロンソンもまたYouTubeで特別に動画を撮り、幼少期に最も大事だった曲や思い出を語っている。
エルトン・ジョンにとって幼少期に最も大事だった曲は、ドリス・デイの「The Deadwood Stage」で、歯医者に行った後にこの曲を聴いて落ち着いていたと話している。エミリー・サンデーの大事だった曲は、マライア・キャリーの「Hero」で、白人コミュニティで生きてきた若い黒人の女の子であったエミリーにとって、自分の違いに誇りを持つように勇気付けてくれた。エド・シーランは家族との車で旅行中にヴァン・モリソンの「Carrickfergus」を聴いていた、そしてマーク・ロンソンはグランドマスター・フラッシュをかけては両親のベッドで飛び跳ねていた思い出を語った。
「音楽のない世界を想像することなんて不可能だよ」とマーク・ロンソンはデイリー・テレグラフ紙に話す。「幼少期に音楽のない世界は想像がつかない。だからこそ孤児院で愛に乏しく、音楽と家族のない子供がいてはならない。本当に伝えなければならないのはそういうことだ」。
デイモン・アルバーン、バスティーユのダン・スミス、ザ・クラッシュのポール・シムノン、ルディメンタルのアミル・アモル、ホージア、そしてアン・マリーらもはこれからの数週間の間にキャンペーンに参加する予定だ。
「Hopes and Homes for Children」は12月27日までに1,500万ポンド(約22億円)の寄付を集めることを目標にしており、さらにイギリス政府がその集まった金額と同額を寄付することになっている。
「Hope and Homes for Children」のCEOマーク・ワディントンは「孤児院で生きる赤ちゃんは泣いたとしても誰も来てなだめてくれなければ、泣かない術を身につけてしまいます。そうやって自身の痛みを内省的にすることで長期にわたる精神的、身体的ダメージを負ってしまうのです。愛、生きがい、希望に乏しい子供たちは、沈黙の中で生きていくんです。笑いや音楽を聴くこともありません。家族にしか与えられない愛や保護をこういった子たちは経験できないのです」。
「幼少期を沈黙の中で無視されて、愛も家族も音楽もない中で過ごすなどということは許されません」と続ける。「世界のトップ・ミュージシャンと一緒にあなたの貴重な子供の頃の音楽の思い出を共有して、一緒にこの沈黙を終わらせましょう(*なのでキャンペーンのタイトルがEnd The Silenceとなっている)」。
Written by Time Peacock
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