エリー・ゴールディング、日本盤発売が遅れた理由はCDのプラスチックにエコ素材を使うため

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Photo: Courtesy of Polydor Records

エリー・ゴールディング(Ellie Goulding)が2020年7月17日に配信した最新アルバム『Brightest Blue』の日本国内盤CDが8月26日に発売されることが決定。

国内盤が遅くなった理由は、環境問題に配慮するため。CDパッケージに使われているプラスチック素材のバイオマス(動植物から生まれた、再利用可能な有機性の資源)の含有量の基準についてエリーが求める素材が日本にはなく、海外から輸入することになったことで英国本国から約1か月半遅れでの発売となった。

日本で現在手に入るエコなプラスチック素材と、海外のプラスチック素材の基準(バイオマスの含有量)が異なり、エリー・ゴールディング本人の強い希望により基準を満たさないものは販売しないという意向があった。最終的にその基準を満たす素材が日本国内では調達できない為、輸入することになった結果、国内盤の発売が延期に。元々環境問題への関心が強いエリーは、2018年に来日した際行われたインダビューでも、自ら世界自然保護基金や国連の活動に参加していると語っている。

レジ袋などのプラスチックごみは分解するのに多くの時間が必要であり、海洋生物や鳥類をはじめとする生物にとって脅威となると言われている。エリーの出身であるイギリスでは、早くからこのプラスチック問題に取り組んでおり、2007年にデボン州南部のモドベリーが、欧州で初めてレジ袋を廃止し、再利用可能で分解性のある袋を販売した。イギリスではこれまで、レジ袋に対する課税やマイクロビーズの禁止など、プラスチックの削減に積極的に取り組んでいる。

また今回、国内盤にはRed Velvetがフィーチャリングされた「Close To Me (Red Velvet Remix) with Diplo & Red Velvet」が収録されることが分かった。曲中の韓国語の歌詞は同グループのメンバーが手掛けている。SM ENTERTAINMNET所属の5人組ガールズグループRed Velvetは、K-POPガールズグループ初の快挙となる、米ビルボードワールドアルバムチャートで4度の1位を獲得している。

エリー・ゴールディングは、デビュー・アルバム『Lights』が全英チャート1位を獲得、全世界で140万枚以上を売り上げ、一躍スターとなったエリー。彼女が映画『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』のサウンド・トラックのために書き下ろし、全米3位、全英1位に輝いた「Love Me like You Do」を収録した、サード・アルバム『Delirium』は世界的大ヒットを記録している。



エリー・ゴールディング『Brightest Blue』
2020年7月17日発売 / 国内盤CD 8月26日発売
CD / iTunes / Apple Music / Spotify




 

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