アース・ウインド&ファイアーのアンドリュー・ウールフォークが71歳で逝去。その功績を辿る

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Andrew Woolfolk - Photo: Rob Verhorst/Redferns

アース・ウインド&ファイアー(Earth, Wind & Fire)のサックス奏者として長年活躍したアンドリュー・ウールフォーク(Andrew Woolfolk)が2022年4月24日に71歳で逝去したことが、同グループのメンバーで、共同リード・シンガーのフィリップ・ベイリーによって伝えられた。

フィリップ・ベイリーは自身のインスタグラムで次のように追悼を捧げている。

「彼とは高校で出会い、すぐに友人になり、バンド仲間になりました。アンドリュー・ポール・ウールフォークが彼の本名です。私たちは今日、6年以上病と闘った彼を失いました。彼は、この“死にゆく者の国”から“生ける者の国”へと、永遠に召喚されていったのです。素晴らしい思い出ばかりです。素晴らしい才能の持ち主でした。面白くて、負けず嫌いで、機転が効いて、いつもスタイリッシュでした。ブースキー…あの世で会おう、我が友よ」

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その生涯

1950年10月11日、テキサス州に生まれたアンドリュー・ウールフォークは、幼少期にコロラド州へと移住し、デンバーの高校に通った。そこでフィリップ・ベイリーと出会い、1973年にアース・ウインド&ファイアーに加入。

彼が参加した最初のEW&F作品である1973年の『Head to the Sky』は、グループ初のプラチナ・アルバムとなり、その後も「Shining Star」や「September」といったアース・ウインド&ファイアーの代表的なヒット曲に参加した。

アンドリュー・ウールフォークのサックス演奏は、アース・ウィンド&ファイアー作品以外にも、ヴァレリー・カーター1977年の『Just a Stone’s Throw Away』、デニース・ウィリアムス1977年の『Song Bird』、トゥエニイナイン1979年の『Best of Friends』、スタンリー・タレンタイン1981年の『Tender Togetherness』などの作品で聴くことができる。

また彼は、レベル42の1983年の『Standing in the Light』、フィリップ・ベイリーの1984年のグラミー賞ノミネート作品『The Wonders of His Love』、1986年のグラミー賞受賞アルバム『Triumph』、さらに、トレイシー・スペンサーの1988年のセルフタイトル・アルバムやフィル・コリンズの1996年の『Dance Into the Light』などにも参加している。

昨年、アース・ウインド&ファイアーは、ユニバーサルミュージック・エンタープライズ(UMe)と新たなグローバル契約を締結し、プロデューサー兼ヒットメーカーであるケニー・エドモンズことベイビーフェイスと共にニュー・アルバムを制作することを発表した。

同アルバムからの先行シングルとして、グラミー賞ノミネート歴を誇るR&Bシンガーソングライターのラッキー・デイ(Lucky Daye)をゲストに迎え、1976年のヒット曲「Can’t Hide Love」を再構築し、新たに「You Want My Love」と題した楽曲をリリースした。

フィリップ・ベイリーはこの楽曲のリリースに際し、次のようなコメントを発表していた。

「アース・ウィンド&ファイアー、ラッキー・デイ、そしてケニー “ベイビーフェイス “エドモンズがプロデュースという、このオールスター・コラボレーションにとても興奮しています。この2人のスーパースターとタッグを組むことができて光栄でしたし、すべてにおいて勝者を生み出すことができたと心から信じています」

Written By Sam Armstrong



アース・ウィンド&ファイアー「You Want My Love feat. Lucky Daye」
2021年8月20日発売
Apple Music / Spotify




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