スーパーボウル ハーフタイムショー最後も飾ったドレー＆スヌープ「Still D.R.E.」のMVが10億再生突破
第56回スーパーボウルのハーフタイムショーのラストを締めくくったドクター・ドレー（Dr. Dre）とスヌープ・ドッグ（Snoop Dogg）による1999年のヒット曲「Still D.R.E.」ミュージック・ビデオのYouTubeでの再生数が、放送翌日に10億回を突破した。
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ドクター・ドレー、スヌープ・ドッグ、メアリー・J.ブライジ、ケンドリック・ラマー、エミネムによる大熱狂のハーフタイムショーが、このMVの視聴者数の増加の一因となったことは言うまでもない。
出演者全員がステージに立ち、フィナーレを飾ったこの「Still D.R.E.」のパフォーマンス以外にも、スヌープ・ドックは「The Next Episode」を、ドクター・ドレーは「California Love」、50セントは「In Da Club」を、メアリー・J.ブライジは「Family Affair」と「No More Drama」を、ケンドリックは「m.A.A.d City」と「Alright」、エミネムは「Lose Yourself」をそれぞれ披露し、会場となった米ロサンゼルス郊外のSoFiスタジアムを大いに沸かせた。
ローリングストーン誌が、“史上最高のハーフタイムショー”と称している通り、この日のパフォーマンスは、NFLスーバーボウルのハーフタイムショー史上に残る画期的な出来事となった。
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ドクター・ドレーが1992年のデビュー作に続いて1999年にリリースした『2001』は、全米アルバム・チャートで2位を獲得し、現在でも最も売れているヒップホップ作品のひとつとして知られている。彼にとって2作目のスタジオ・アルバムとなった今作は、その後16年間、彼の最後の作品になるのかもしれないと思われていた。
ガンズ・アンド・ローゼズの『Chinese Democracy』がそうだったように、何年もの間『Detox』と題された新作アルバムのリリースを予告し続けていたドクター・ドレーは、2015年、N.W.Aの伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』の公開にあわせて、満を持して3作目のアルバム『Compton』をリリースした。
エミネムをフィーチャーし、彼のラップのセンスと天賦の才能を開花させた「Forgot About Dre」などのヒット曲を収録した『2001』は、ドクター・ドレーの音楽的影響力を鵜呑みにしていた人々の考えを正した。その数ヵ月後にリリースされたエミネムの「The Real Slim Shady」は、その精神を受け継ぐ続編作のようにも感じられる。アルバム『2001』からのこのヒット曲以来、エミネムは史上最も売れているラッパーであり続けているのだ。
アルバム『Compton』は、ドクター・ドレーの3部作の最初のアルバム『The Chronic』によって最もよく定義されている彼の輝かしいキャリアを通して共作してきたコラボレーターたちへの賞賛であり、ウィニングランでもあった。
しかし、あれから数十年経った今、彼のセカンド・アルバム『2001』が、その前作と同じくらい影響力のある、時代を超越した先進的なヒップホップ・アルバムであることを証明していることは容易に理解できるだろう。
Written By Will Schube
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