シン・リジィ、フィル・ライノットのドキュメンタリー映画が計画中

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シン・リジィのフィル・ライノットを人生を追ったドキュメンタリー映画が計画されている。 Screen Dailyが伝えるところによると、『Phil Lynott: Songs For While I’m Away』と題されたこの映画は、アイルランド生まれの映像作家、エマー・レイノルズが監督を務める予定だという。また、今作のプロデューサーには、アラン・マーハー、Cowtown Picturesのジョン・ウォーレス、そしてEagle Rock Filmsのピーター・ワースレイらが名を連ねている。

「このドキュメンタリーでは、1950年代のダブリンに暮らしていた労働階級の若き黒人少年が、いかにしてシン・リジィのリード・シンガーとしてアイルランドが誇る偉大なるロックスターへと登り詰めたのか、その道のりを辿るものになる」とScreen Dailyは報じている。

エマー・レイノルズはこうコメントを寄せている。「ずっとシン・リジィの大ファンだった私にとって、偉大なるシンガーでソングライターだったフィル・ライノットという人物を掘り下げ、彼の功績を大きなスクリーンを通して伝えられるのは、この上なく光栄なことです」。

今作には、シン・リジィのスコット・ゴーハムとエリック・ベルに加え、メタリカのジェイムズ・ヘットフィールド 、U2のアダム・クレイトン、ヒューイ・ルイス、スージー・クアトロ他、幅広いジャンルのアーティストたちも出演する予定になっている。

現時点では公開日は発表されていないが、映画『Phil Lynott: Songs For While I’m Away』についてのさらなる情報はやがて公表される予定だ。

 

シン・リジィが全盛期を迎えていた1970年代、バンドは『Jailbreak』『Bad Reputation』『Live And Dangerous』はじめ、その後伝説として崇められる作品を発表した。1986年、フィル・ライノットが早すぎる死を迎えた以降も、彼の遺した功績は世界中のミュージシャンのインスピレーションとして影響を与え続け、あのボブ・ディランも彼の歌の中でシン・リジィを讃えている。また、彼らの楽曲は、ヘンリー・ローリンズ、ザ・コアーズ、スマッシング・パンプキンズ、ランディー・バチマン、ヒューイ・ルイスメタリカ、ザ・キュアーら世代を越えた多くのアーティストたちによってカヴァーされてきた。

ちなみに先月、アイルランドの公共テレビ・ラジオ局であるRTÉが、フィル・ライノットの名曲「Old Town」プロモーション・ビデオの制作の裏側を描いたドキュメンタリー番組『Phil Lynott: Scealta On Old Town』をRTÉ Oneで放映している。

 

Written by Tim Peacock



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