デフ・レパード、最新アルバム『Diamond Star Halos』から「Kick」のライヴ・ビデオ公開

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Def Leppard - Photo: Denise Truscello/Getty Images for iHeart Media

デフ・レパード(Def Leppard)が、今年5月にリリースした最新アルバム『Diamond Star Halos』からのファースト・シングルである「Kick」のオフィシャル・ライヴ・ビデオを公開した。

モトリー・クルー、ポイズン、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツと共に2022年の夏に行った“The Stadium Tour”で撮影された同映像は、以下よりご覧いただける。

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デフ・レパードのギタリストであるフィル・コリンは、米ビルボードの取材に、最初の14曲が完成した後に追加トラックとして書き上げたというこの「Kick」について次のように語っている。

「‘Kick’は、僕らが今いる場所を象徴しているような曲なんです。グラムロック的なフィーリングやハンドクラップのグルーヴ感、そして壮大なヴォーカルもある。これはアルバムに収録すべき曲であるだけでなく、ファースト・シングルになるべき曲だ、と迷わず思いました」

ジョー・エリオットはこう付け加えた。

「この曲はスタジアム・アンセムであり、僕らはちょうどスタジアム・ツアーに出るところでした。そのために書いたわけではありませんが、フィルは常に‘Sugar’や‘We Will Rock You’、‘I Love Rock ‘N’ Roll’に続くアンセムを書こうとしているんです。もちろん他のみんなもそうなんですが、彼は実際にこの1曲を書き上げてきて、“ああ、これは絶対入れるべきだ”ってことで、15曲入りのアルバムになったんです」

「Kick」は、躍動感溢れるギターと爆音ドラムが織りなすアンセミックなイントロからスタジアムを熱狂へと誘う。また、コーラスには、デフ・レパードの代名詞ともいえる荘厳なヴォーカルとメロディーが盛り込まれており、バンドの代表的ヒット曲のひとつとなっている。

現在、ジョー・エリオットはアイルランド、リック・サヴェージ(ベース)はイギリス、フィル・コリン、ヴィヴィアン・キャンベル(ギター)、リック・アレン(ドラム)はアメリカに住んでいるため、最新アルバム『Diamond Star Halos』は、この2年間、3ヵ国での同時レコーディングによって完成した。彼らは、時間の制限や決められたスケジュールに追われることなく、昔ながらの精神と今の情熱を込めて、意義のある15曲を作り上げるために全エネルギーを注いだ。

“The Stadium Tour”は当初2020年の夏に行われる予定だったが、新型コロナウィルスのパンデミックにより2021年へ、さらに2022年へと延期された。

デフ・レパードは、モトリー・クルーと再びタッグを組み、2023年初頭に共同ヘッドラインツアー“The World Tour”を開催することを発表している。Live Nationがプロデュースを手掛ける同ツアーは、2023年2月18日(土)にメキシコシティのフォロ・ソル公演を皮切りにスタートし、その後中南米各地での公演を経て、5月にヨーロッパへと渡り、7月1日のウェンブリー・スタジアム公演後、7月6日に英グラスゴーのハムデン・パークで幕を閉じる予定だ。

Written By Tim Peacock


最新アルバム

デフ・レパード『Diamond Star Halos』
2022年5月27日発売
CD / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



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