ドアーズ、ニール・ヤング等のアートワークを手がけたゲイリー・バーデンが死去

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ドアーズ、ニール・ヤングやジョニ・ミッチェルといった70年代のカリフォルニア・ロックやポップ・シーンに関わる数多くのアーティストのアートワークを手がけたゲイリー・バーデンが亡くなった。84才だった。今のところ彼の死因は明らかにされていない。

ニール・ヤングは彼の死をウェブサイトのニュースで取り上げている。ニール・ヤングは「生涯に渡る親友」そして「どこにいても一番ハンサムな男」とゲイリー・バーデンを語る。ニールとゲイリーが初めて仕事をしたのは1970年『After the Gold Rush』で、それ以降現在に至るまで関係は続き、新たなプロジェクト『Pradoox and Roxy : Tonight’s the Night Live』のアルバム・カヴァーも手がけている。

「まだ世に出してない彼との共作がまだ沢山ある。いつか世に出すよ。多分40作品くらいは作ったと思う。ちゃんと数えたわけではないけど」とニールは追記している。

ニール・ヤングは、2012年に出版した自身の著書『ニール・ヤング自伝』にて、1974年のアルバム『On the Beach』のアートワークをゲイリーと共作した過程を詳細に記載。また。ゲイリーとニール、そしてゲイリーの妻であるジェニス・ホーと共に2010年にリリースした『Neil Young : The Archive Vol.1 1963 – 1972』でグラミー賞 最優秀ボックスまたはリミテッド・エディション・パッケージ部門を受賞している。

1933年生まれのゲイリー・バーデンは、17才と年齢を偽り16才で海軍に入隊。退役するとカリフォルニア大学バークレー校に進学して建築デザインを学んだ。しかしそこで満足を得ていなかった彼は、クライアントの1人であったママス&パパスのキャス・エリオットにアルバム・アートワークの道を見出され、1968年の作品『The Papas & The Mamas』を手がけた。

それからゲイリー・バーデンは数多くの傑作アルバムを手がけ成功する。ニール・ヤングをはじめ、ドアーズの『Morrison Hotel』、イーグルスの最初の4枚のアルバム、ジャクソン・ブラウンの『The Pretender』、ジョニ・ミッチェルの『Blue』、クロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤングの『Deja Vu』や、ステッペンウルフ、スリー・ドッグ・ナイト等も手がけた。近年はマイ・モーニング・ジャケット、M・ワードとブライト・アイズのコナー・オバーストなど、21世紀に活躍するコンテンポラリーなアーティストの作品を手がけていた。

By Tim Peacock / Photo credit: Rich McKie


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