Daigo Hanadaのアルバム『Journey Through Memories』リリース決定
ピアノに命を注ぎ込む幻想的なサウンドで、世界に名を馳せるアーティスト、Daigo Hanadaがメジャーデビュー・アルバム『Journey Through Memories』を5月26日にリリースすることを発表した。本日よりシングル「Iris」の先行配信がスタートしている。
バスケットボールに専念していた10代から、怪我の影響により23歳で独学でピアノを始めたDaigo Hanada。ニルス・フラームなどのポストクラシカル・アーティストから影響を受け、2017年には、自身初となるアルバム『Ichiru』(2017)をリリース。このアルバムはSpotifyで7000万回以上再生され、日本で最も再生された作品の一つとなった。
今年3月には、オーラヴル・アルナルズなどのポストクラシカル・アーティストが在籍する世界的レーベルMercury KXと契約を結び、EP『Nemurie』をリリース。マックス・リヒターなどの著名な作曲家と並び、「World Sleep Day」(世界睡眠デー)に向けたコンピレーション・アルバムに参加。さらに、Daigo Hanadaはニルス・フラームが創始した「Piano Day」(ピアノ・デー)を日本に広げるべく、日本各地で演奏会を行い、今年はフラーム主宰のコンピレーション・アルバム『Piano Day Vo.2』への参加も果たした。
今作『Journey Through Memories』は、琴奏者であった亡き祖母との思い出、都会で育ちながらも常に静寂を求めていた幼少期など、Daigo Hanadaが自身の記憶を巡りながら作られた作品となっている。また、幼い頃に心を包み込むようなピアノのマフラーペダルの温かい音に惚れ込んだことから、現在もフェルトピアノが彼の音楽のモチーフとなっている。また、今作ではピアニストの小松陽子や、フォークシンガー、ソングライター、マルチインストゥルメンタリストのプリシラ・アーンなども参加している。
今作についてDaigo Hanadaは次のようにコメントしている。
「東京・渋谷という世界の大都市の中でも有数のカオスな街のすぐ隣で生まれ育った僕にとって、街の途絶えることのないノイズから逃れようと人混みの中で耳を塞ぐことは自然なことでした。でも耳を塞ぐたびに聴こえてきたのは静寂ではなく、頭の中からひっきりなしに生まれてくる当時はまだ形のない曲たちだったのです。ようやく最近になってその形のない曲たちは、僕にとっての記憶や思い出の断片であったのだと理解できるようになりました。このアルバムを聴いてくれた人たちにとって、長い間埋もれていた思い出や記憶を呼び起こすきっかけになれば嬉しいです。長年僕の憧れであったレーベル、Mercury KXからリリースされることについてもとても嬉しく光栄に思います」
■リリース情報
Daigo Hanada『Journey Through Memories』
2023年5月26日リリース
iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
■アーティスト情報
Daigo Hanadaプロフィール
東京出身のポストクラシカル・アーティスト。
10代はバスケットボールに専念して過ごすが、怪我で選手生命を絶たれた後、オーラヴル・アルナルズ、キートン・ヘンセン、ニルス・フラームなどのポストクラシカル・アーティストに影響を受け、23歳で独学でピアノを始める。
2016年にカナダのModerna Recordsに見出され、初のソロピアノ作品集『Ichiru』(2017)をリリース。このアルバムは7000万回以上の再生回数を達し、2019年にはSpotifyの日本で最も再生された作品にチャートイン。現在Spotifyだけで1億2千万回以上のストリーミングと63万人の月間リスナーを記録している。
これまでにEP『Ouka』(2019)、ピアニストYoko KomatsuとのコラボレーションEP『Sayuru』(2021)、AL『Satori』(2022)をリリース。また、イルミナイン、マット・エメリー、ジョン・ヘイズ&マクシー・ダッチャー、マイケル・ミュラー、リチャード・リュークなどのリミックスアーティストとしても注目を集めている。
- Daigo Hanada アーティスト・ページ
- Daigo Hanada オフィシャル・ページ
- 作曲家マックス・リヒター、3月の世界睡眠デーに向けた新たなリミックスEPをリリース
- 世界睡眠デーを記念し、世界各国10名のアーティストが集結。プレイリストを配信開始
- 睡眠のための作られた1曲8時間のマックス・リヒターの傑作「Sleep」の素晴らしさとは?
- マックス・リヒターの1曲8時間の楽曲「Sleep」が世界睡眠デーに初めてストリーミング開始