ダフト・パンクによる映画『トロン:レガシー』サントラ収録曲の9曲がストリーミングで初公開
ダフト・パンク(Daft Punk)が担当した映画『トロン:レガシー』のサウンドトラック収録曲で、今までアナログ盤やiTunes/Amazon限定であった9曲のボーナス・トラックをストリーミング・サービスで初公開した。
これは2010年12月17日にリリースされたオリジナルアルバムの発売10周年を記念したもので、『Tron: Legacy – The Complete Edition』と題され全31曲で配信されている。
[ストリーミング追加公開収録曲 23曲~31曲]
「Sea of Simulation」「Encom Part II」「Encom Part I」「Round One」「Castor」「Reflections」「Sunrise Prelude」「Father and Son」「Outlands, Part II」
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ダフト・パンクが手掛けた『トロン:レガシー』のサウンドトラックは50万枚以上を売り上げ、全米レコード協会からゴールド認定を受けている。2011年には、M83、Avicii、Moby、Paul Oakenfold、The Crystal Method、Boys Noizeなどによる15曲のリワークを収録したリミックス・アルバム『Tron: Legacy Reconfigured』も発売となっている。
ダフト・パンクは自身のオリジナル楽曲以外には、松本零士とのコラボレーションによるアニメーションオペラのアニメ映画『インターステラ5555:THE 5TORY OF THE 5ECRET 5TAR 5YSTEM』や、トーマのソロ活動としてギャスパー・ノエ監督の映画『アレックス(原題:Irréversible)』の音楽も担当、その後『トロン:レガシー』のサウンドトラックの作曲の依頼が舞い込んだ。彼らはこのスコアを、アレンジャーであり協力者でもあるジョセフ・トラパニーズと85人編成のオーケストラと共に2年間かけて制作。彼らは、『トロン:レガシー』サントラへのアプローチのインスピレーションとして、ウェンディ・カルロス、ヴァンゲリス、ジョン・カーペンター、バーナード・ハーマンといったアーティストを挙げている。
『トロン:レガシー』のサントラ曲はその後、映画『バイオハザードV リトリビューション』の予告編や2014年ソチオリンピックの開会式でも使用された。またリミックス集『Tron: Legacy Reconfigured』に収録された「Derezzed」のAviciiによるリミックスを新たにアレンジしたものが、2014年にディズニーのコンピレーション・アルバム『Dconstructed』に収録されている。
Written By Jeff Terich
ダフト・パンク『Tron: Legacy – The Complete Edition』
2020年12月18日
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