クラウデッド・ハウスが約10年振りの新曲と母国ニュージーランドでのツアーを発表
クラウデッド・ハウス(Crowded House)がニュー・シングル「Whatever You Want」を発表した。このアップビートな楽曲は、バンドにとって昨年の再結成後初のリリースであり、10年以上振りの新曲となる。
このシングルの配信開始にあわせて、バンドは個性派シンガーソングライター、マック・デマルコ(Mac DeMarco)を主演に迎えた同曲のミュージック・ビデオも公開した。
マック・デマルコの俳優デビュー作ともなったこのウィットに富んだ「Whatever You Want」ミュージック・ビデオは、ボスニア系カナダ人ミュージシャンで映像作家のニーナ・リエティ(Nina Ljeti)が監督を務めている。
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また、クラウデッド・ハウスは、この新曲リリースにあわせて、2021年3月4日のハミルトン公演を皮切りに開幕し、3月20日のニュープリマスまで全10公演を行う母国ニュージーランドでの新たなツアー“To The Island”を発表。再結成を果たしたばかりの彼らは、今年イギリス全土を巡るツアーを計画していたが、パンデミックの影響で延期を余儀なくされていた。
先行チケットは11月4日よりから、一般チケットは11月5日から発売となる“To The Island”ツアーの詳細はバンドのオフィシャル・サイトでご覧いただける。
フロントマンのニール・フィンは、今回のツアーの発表にあたり次のような声明を発表している。
「来年3月に、ニュージーランドでツアーを開催できることを嬉しく思っていますし、今からとても楽しみにしています。僕たちの故郷の皆さんと、僕たちの歴史から生まれた心に響く楽曲や初めて披露する新曲などを分かち合える、喜びに満ちたツアーになることでしょう…僕たちは本当に恵まれていると思っています」
1985年に結成、その後10年間の活動休止を経て2006年に再結成を果たしたクラウデッド・ハウスは、2010年に6作目のスタジオ・アルバム『Intriguer』をリリース。オーストラリアのチャートで首位を獲得した同アルバムは、BBCやイギリスのタイムズ紙などから、バンドの過去最高傑作のひとつとして称賛されていた。
2016年に、彼らは再び無期限の活動休止を発表していたが、昨年、創設メンバーのニール・フィンとニック・シーモアが再集結し、フィンの息子リアムとエルロイに加え、長年プロデューサーを務めるミッチェル・フルームがラインナップに加わった。
2021年のニュージーランド・ツアー“To The Island”の日程は下記の通り:
3月4日 ハミルトン、Claudelands Arena
3月6日 ネーピア、Church Road Winery
3月8日 ネルソン、Trafalgar Centre
3月10日 クライストチャーチ、Christchurch Arena
3月11日 ダニーデン、Town Hall
3月13日 クイーンズタウン、Gibbston Valley
3月15日 ウェリントン、TSB Bank Arena
3月17日 パーマストンノース、Regent Theatre
3月19日 オークランド、Spark Arena
3月20日 ニュープリマス、Bowl Of Brooklands
Written By Sophie Smith
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クラウデッド・ハウス『Whatever You Want』
2020年10月29日発売
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