クランベリーズのヴォーカリスト、ドロレス・オリオーダンが46歳で死去
リムリック出身の不朽のオルタナティヴ・ロック・アクト、クランベリーズのヴォーカル、ドロレス・オリオーダンが死去した。46歳で逝去したヴォーカリストの死因に関しては、いまだ不明だが、彼女はロンドンでなくなった。
このシンガーの広報担当者が地元アイルランドの新聞リムリック・リーダーに語った:「アイルランド、そして世界的シンガーのドロレス・オリオーダンが本日、ロンドンで突然なくなりました。彼女はアイルランドのバンド、クランベリーズのヴォーカリストで、ロンドンにレコーディングのために滞在していました。現在のところこれ以外の詳細ははっきりしておりません」。
「ご家族の方に心からお悔やみを申し上げます。ドロレスは彼等の誇りであり、喜びでした。我々はみんな彼女をとても愛していました」と彼女の友人キャノン・リアム・マクナマラは語った。
「彼女は人生を通じてあらゆることを楽しんでいました。彼女がこんなに早くなくなるなんて、とてもショックを受けています」と彼女とデュラン・デュランのツアー・マネージャーのドン・バートンが1994年にティペラリー州ホリークロス・アビーで結婚式を挙げたときに祝福した司祭は語った。
ドロレス・オリオーダンはクランベリーズのフロントウーマンとして1990年代初期にその名を知らしめた。彼女は前のシンガー、ナイアル・クィン脱退後に、オーディションで選ばれ、バンドは世界中で4千万枚を超えるセールスを誇っている。
このリムリック出身のバンドは世界的に有名になり、90年代に最も成功したバンドのひとつとなった。「Zombie」、「Linger」、そして「Dreams」といったヒット曲でしられ、『Everybody Else Is Doing It, So Why Can’t We?(邦題:ドリームス – Everybody Else Is Doing It, So Why Can’t We?)、『No Need to Argue』、『To The Faithful Departed(邦題:トゥ・ザ・フェイスフル・ディパーテッド~追憶と旅立ち)』、『Bury the Hatchet』の4枚のアルバムを全米アルバム・チャートTOP20に送り込んでいる。
ドロレス・オリオーダンの忘れることの出来ない悪路バティックなヴォーカルは、2003年にバンドが活動を休止する以前にリリースされた5枚のオリジナル・アルバムにDNAとして深く刻まれている。また、彼等の活動休止中に、彼女は2枚のソロ・アルバムをリリースした。
クランベリーズは2009年に再結成。ドロレス・オリオーダンが背中の痛みを訴え、病気のためにヨーロッパとアメリカのツアーをキャンセルしていた。2017年4月、バンドは彼等の最新作となる『Something Else』をリリース、3曲の新曲と、アイルランド・チェンバー・オーケストラのカルテットと共に彼等の過去のヒット曲をアコースティックで再録したヴァージョンが収録されている。また、2017年11月には、アイルランドのTV、RTE1でクリスマス・イヴに放送されたショート・アニメーション・フィルム『Angela’s Christmas』のためにテーマ・ソングを録音していた。
Written by Tim Peacock
クランベリーズ『Stars – The Best of 1992 – 2002』