故チェスター・ベニントンを生んだバンド、グレイ・デイズのアルバムからKORNの二人が出演する「B12」のMV公開

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photo credit: Anjella Sakiphotography

現代ロック界で最も認知されている声の1人でありリンキン・パークのヴォーカリストとして知られていた故チェスター・ベニントン(Chester Bennington)を生んだフェニックス出身のロック・バンド、グレイ・デイズ(Grey Daze)。彼らが2020年6月26日に発売するアルバム『Amends』からの5曲目の先行トラック「B12」を先行配信。レコーディングにも参加しているKORNのギタリストの2人、ジェームズ “マンキー” シェイファー、ブライアン “ヘッド” ウェルチがカメオ出演しているミュージック・ビデオも公開された。

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グレイ・デイズのオリジナル・メンバーでありドラマーのショーン・ダウデルはこう語っている。

「アルバム『Amends』のリリースに向けて私たちが行ってきたことは全てチェスターへの敬意を表すことでした。“B12”のMVも例外ではありません。チェスターが望んでいたアルバム『Amends』が完成し、リリースすることですべてのことを祝福したかったし、このビデオでは彼の歌詞に命を吹き込んだだけでなく、彼のヴォーカル・トラックと一緒にパフォーマンスをすることで、彼の存在感を感じることができたんです」

本楽曲のMVには、KORNのヘッドとマンキーが参加した曲のレコーディング時のクリップが散りばめられている。この曲についてヘッドは次のように語っている。

「音域、パワー、メロディ、流れ…まるで全盛期の彼(チェスター)のようなサウンドだ」

 

グレイ・デイズは6月26日にリリースされるアルバム『Amends』に収録される4曲のビデオをこれまで公開しており、いずれもチェスターの初期の音楽的瞬間を見ることができる。

「What’s In The Eye」では、バンドのライヴ映像が紹介され、フロントマンとしてのチェスターの最初の瞬間のいくつかを共有している。

 

「Sickness」 では、いじめられていたのを目撃したショーンがチェスターの “お兄ちゃん”になったという実話が紹介されている。

 

「Sometimes」は、10代の頃のチェスターの歌詞がどれほどパワフルであったかを証明するもので、新型コロナウイルスの危機を背景にした彼の言葉「Maybe things will get better, maybe things will look brighter / たぶん 何もかももっと良くなるさ、たぶん 何もかももっと明るく見えるようになるさ」が紹介されている。

 

「Soul Song」は、チェスターの息子であるジェイミー・ベニントンが作詞・演出を担当した映像作品で、最も心温まるものだったかもしれない。

 

アルバム『Amends』はチェスターの最後の夢の一つだった。長く廃盤となり発見されることがなかなかなかったグレイ・デイズというバンドの再結成と再録音を残ったメンバーが、遺族らの協力も得てついに実現。

チェスターの残された録音を尊重し、ジェイ・バウムガードナーがプロデュース、バンド・メンバー以外にもKORNのブライアン・ウェルチ、ジェイムズ・シャファー、クリス・トレイナー(ブッシュ、ヘルメット、オレンジ9MM)、ペイジ・ハミルトン(ヘルメット)、LP(ローラ・ペルゴリッチ)、ジェイミ・ベニントン、ジェイせん・ラウチ(ブレイキング・ベンジャミン)、マルコス・クリエル(P.O.D.)、ライアン・シャック(オージー)などチェスターが愛していた面々も参加している。



グレイ・デイズ『Amends』
2020年6月26日発売
初回限定盤CD+DVD / CD / iTunes

■GREY DAZE / グレイ・デイズ
1992年に結成。フェニックスを拠点し、2枚のアルバム『Wake Me』(1994)と『no sun today』(1997)をインディからリリース。グレイ・デイズは1998年に解散し、チェスターはロサンゼルスのバンドXeroのオーディションに思いがけず参加、そのバンドが後にLinkin Parkとなる。 2017年、チェスターはGray Dazeの再結成を発表し、この再結成でバンドは約20年前のコレクションの中から選曲をし、それらを再構築、再録音、さらにライヴも行うとのことだった。 一旦このプロジェクトは2017年7月に棚上げとなったが、チェスターの未亡人タリンダや家族のサポートも得、グレイ・デイズはチェスターの意志を継ぎついに2020年にアルバム『アメンズ』を完成させた。



 

 

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