バカラックの追悼として、カーペンターズがエド・サリヴァン・ショーで歌う貴重な映像が公開

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The Carpenters - Photo: Michael Ochs Archives/Getty Images

今年2月8日に94歳で亡くなった作曲家・編曲家の巨匠バート・バカラック(Burt Bacharach)へのトリビュートとして、カーペンターズ(Carpenters)による1970年の貴重なTVパフォーマンス映像がエド・サリヴァン・ショーの公式YouTubeで公開された。

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リチャードとカレン・カーペンターが、バート・バカラックとハル・デヴィッドによる名曲の数々をメドレーで演奏する野外パフォーマンスの模様を収めたこの6分間の映像は、1970年11月8日にエド・サリヴァン・ショーで初放送された。

同映像では、キーボードのリチャードとドラムのカレンが、バンドを従えて、「(They Long To Be) Close To You」「Knowing When To Leave」「Make It Easy On Yourself」「(There’s) Always Something There To Remind Me」「I’ll Never Fall In Love Again」「Walk On By」「Do You Know The Way To San José」をメドレーで披露している。

負傷した兵士のために、ワシントンD.C.のウォルター・リード米軍医療センターで行われたこの野外コンサートには、後のカーペンターズ公演でオープニングアクトを務めることになるフォー・トップス、フリーダ・ペイン、ハンク・ウィリアムズ・ジュニア、コメディアン・デュオのスカイルズ&ヘンダーソンも出演。

当時、商業的に大ブレイクしていたカーペンターズは、このコンサートの3週間前にもエド・サリヴァン・ショーに出演し、スタジオで「[They Long To Be] Close To You」とポール・ウィリアムズとロジャー・ニコルズが共作した「We’ve Only Just Begun」のパフォーマンスを披露。カーペンターズによる「[They Long To Be] Close To You」のヴァージョンは、1970年7月から8月にかけての全米シングル・チャートで4週連続1位を獲得し、同年10月には全英チャートでも6位を記録するなど、国際的な成功を収めた他、このエド・サリヴァン・ショーの放送週には、「We’ve Only Just Begun」が全米チャートで2週目の2位(最終的に4週連続2位)を記録していた。

同コンサートでカーペンターズが披露したメドレーは、1970年発表のアルバム『Close To You』のタイトル・トラックを除き、翌71年5月に発売されたセルフタイトルの3作目のスタジオ・アルバムの中で再演されている。

Written By Paul Sexton




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