天体物理学博士でもあるクイーンのブライアン・メイが、宇宙飛行士とイベントに登場
ESA(欧州宇宙機関)協力のもとに開催されるスペース・ロックスが、クイーンのメンバーであり、天体物理学博士でもあるブライアン・メイが関わる展示会とパネル・ディスカッションをインディゴ・アット・ザ・O2にて4月22日に開催することを発表。展示会には、ブライアンのロンドン・ステレオスコピック・カンパニーが製作した商品を展示、ディスカッションでは、ESAの宇宙飛行士ティム・ピークと共に参加する。
展示はスペース・ラウンジで行われ、入場者はESAのスタッフと交流できると同時に、宇宙船の見学やデモンストレーションの体験、スペース・ロックスの物販も購入することができる。このエリアは、イベントで行われる3つのセッションの合間に観覧することができる。また、ブライアン・メイは当日の2度目のパネル・セッション「Science Fiction Vs. Space Fact(サイエンス・フィクションVs.宇宙の事実)」に参加し、イギリスの宇宙飛行士ティム・ピーク、ESAシニア・サイエンス・アドヴァイザーのマーク・マコーリアン、2009年のSF名作『Moon』を共同制作したギャヴィン・ロザリー、ミュージシャンでありサイエンス・フィクションの大ファンであるシャーロット・ハザレイ、そしてサイエンス・フィクションのベストセラー、アラステア・レイノルズとともにディスカッションを行う。
ブライアン・メイは、写真歴史家で30年以上ステレオ・フォトグラフィーの歴史を研究してきたデニス・ペレリンとともに様々な機材について話し、1800年代に使用された初期の機器からアウル・ヴュアーや携帯電話まで現代のものについても語ることになっている。
ブライアン・メイは2008年にロンドン・ステレオスコピック・カンパニーを再興して新しく経営することになった。この会社はもともと1854年に賑やかなロンドンの中心地で設立、スチール写真にそれまでにないような深みと命を吹き込み、イギリス、ヨーロッパ、最終的にはアメリカでも一大旋風を巻き起こした。テレビ、映画、インターネットを経験していないあの時代において、これは相当な発見だったのだ。
ブライアン・メイは「スペース・ロックスに初めて参加できることがすごく楽しみだよ!なんと素晴らしい新しい冒険だろう!」と話した。
スペース・ロックスの共同設立者であるアレクサンダー・ミラスはブライアンの参加についてこう語っています。「ブライアン・メイ博士を知っている人は誰でも、彼の宇宙科学に対する止むことのない好奇心と熱意は、今まで賞賛され続けてきた彼の奏でるリフと同じように人々を触発することを知っています。宇宙探検と文化の世界をひとつの場所に融合させたいという我々の希望をまさに体現しているのがブライアン・メイと言っても過言ではありません。今回彼が参加してくれるのは本当に光栄です」。
スペース・ロックスのチケットはイヴェントのウェブサイトで10ポンドより購入可能だ。
Written by Tim Peacock