ブライアン・メイ、クイーンのデビュー・アルバムのアートワークを語る

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Brian May - Photo: Miikka Skaffari/Getty Images

クイーン(Queen)の1973年のデビュー・アルバム『Queen』改め『Queen I』の最新リミックス&リマスター盤の発売を記念して、新たに公開されたウェビソード「Queen: The Greatest」では、ブライアン・メイが、クイーンの1973年の象徴的なアルバム・ジャケット写真について語っている。

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エピソード5『ブライアン・メイが語るデビューアルバムのジャケット写真の裏話』では、ブライアンが『Queen』のジャケット写真について次のように説明している。

「僕はフレディが特別な存在で、我々のアイコンになるだろうという予感があった。だから、最初のクイーンのアルバムのジャケットには、バンドメンバー全員を載せるのではなく、フレディだけをシンボルとして載せるのがいいと思ったんだ。船やボートの船首にある船首像のようにね」

さらに、先日公開されたエピソード4では、ブライアン・メイとロジャー・テイラーがセルフタイトルのデビュー・アルバムからのリード・シングル 「Keep Yourself Alive」をリリースしたばかりの頃に制作されたクイーン初の“ミュージック・ビデオ”について回想している。当時、急成長中のバンドとしてまだラジオでのエアプレイの獲得に苦労していた彼らは、BBCのプラットフォームを利用するチャンスを活かしたいと考えていた。

ブライアン・メイは、二台の列車が競争するアニメーション映像と共に制作された「Keep Yourself Alive」のビデオが、BBCの“The Old Grey Whistle Test”で放送された時のことを次のように振り返っている。

「実家に帰ってきた時だったかな、その映像が流れるというので家族でテレビに釘付けになっていた。すると突然、小さな列車が走り出したんだ。私たちは完全に魅了されてしまった」

このビデオには、バンド自体は出演していなかったが、彼らの音楽がテレビで初めて放映された瞬間だった。司会者のボブ・ハリスがこの新人バンドに興奮していた様子を見て、ブライアン・メイとロジャー・テイラーはバンドが成功への道を歩み始めたことを実感したという。

Written By Will Schube


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