ブライアン・メイと女優のケリー・エリスがホリデイ・ソング 「One Beautiful Christmas Day」を発表

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Photo: Courtesy of Neil Reading PR

長年の共演者であるブライアン・メイ(Brian May)と、クイーンのミュージカル『ウィー・ウィル・ロック・ユー』で主演を務めた女優でシンガーのケリー・エリス(Kerry Ellis)が再びコラボレーションを果たし、オリジナルのホリデイ・ソング 「One Beautiful Christmas Day」を発表した。

高揚感に満ちたこの曲は、もともとロックダウン前にケリー・エリスとブライアン・メイを含む彼女の作曲チームによって書き下ろされたものだったが、そこには2020年という年に相応しいメッセージが込められている。

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ケリー・エリスは同曲について次のように述べている。

「チームと一緒にこの曲をつくり上げたのは素晴らしい経験でした。クリスマスにお互いに感謝し、相手を思いやること、そして共に美しい一日を過ごし、一生の思い出を作ることについての曲です」

ブライアン・メイはこう付け加えた。

「今こそ新たなクリスマスの名曲が求められています。それがこの曲です。困難な一年の終わりに、一体感を得るための“美しいクリスマスの願い”なのです」

「One Beautiful Christmas Day」は、『ウィキッド』『アリス・イン・ワンダーランド』『レ・ミゼラブル』他、ロンドンのウエストエンドで上演されている多くのミュージカル作品で主演を務めてきたケリー・エリスとブライアン・メイによる最新コラボレーション楽曲で、2人はこれまでにもソールドアウトを記録したツアーを共に敢行したり、ライヴ盤『Acoustic By Candlelight』(2013年)と『Golden Days』(2017年)という2作のコラボ・アルバムをリリースしている。

今年10月には、ブライアン・メイが、ケリー・エリスに加え、ミュージカル『ウィー・ウィル・ロック・ユー』の卒業生であるマズ・マレー、ジーナ・マレー、そしてアンナ・ジェーン・ケイシーらで結成したスーパーグループ“WOMAN”と共に、1963年にペギー・リーがカヴァーしたことで広く知られるようになったリーバー&ストーラーの名曲「I’m A Woman」のブルージーなロック・カヴァーをリリースしていた。ブライアン・メイがプロデュースを手掛ける同曲の収益金は、婦人科がん撲滅のために活動を行う、二つの慈善団体に寄付される予定だ。

その他のクイーン関連のニュースとしては、今年10月にリリースされたクイーン初のライヴ盤『Live Around The World』が、1995年の『Made In Heaven』以来、25年ぶりの全英1位を獲得し、バンドとって通算10作目の全英No.1アルバムとなった。現フロントマンであるアダム・ランバートを迎えてから初のリリースとなった同アルバムには、リスボンで開催されたフェスティバル<ロック・イン・リオ>、イギリスの<ワイト島フェスティバル>、日本の<サマーソニック>ほか、1985年のライヴ・エイドのセットを完全再現したオーストラリア・シドニーでの森林火災復興支援チャリティ・コンサート<ファイア・ファイト・オーストラリア>など、過去に行った200公演以上のコンサートの中から、ロジャー・テイラー、ブライアン・メイ、アダム・ランバートが個人的に厳選したハイライトとなるライヴ音源全20曲が収録されている。

Written By Sophie Smith


クイーン+アダム・ランバート『Live Around The World』
2020年10月2日発売
CD+Blu-ray / CD+DVD / CD / LP
※日本盤CDのみSHM-CD仕様




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