新たな回顧録を発売したU2のボノ、米TV番組で「With Or Without You」のソロヴァージョンを披露
U2のボノ(Bono)が2022年11月1日に発売した自身の新たな回顧録『Surrender : 40 songs, One Story』について語るために、11月3日の米深夜番組“The Late Show With Stephen Colbert”に出演し、U2の「With Or Without You」のソロ・ヴァージョンを披露した。パフォーマンス映像は下記よりご覧いただける。
また番組内では司会のスティーヴン・コルベアとの対談の中で、ボノは、U2のバンドメンバーと初めて出会った当時のエピソードや、映画『ザ・ビートルズ:Get Back』についての感想も語った。
<関連記事>
・ヨシュア”がU2を世界の頂点に導く
・U2の音楽的DNAに組み込まれたアイルランド文化
・U2 アルバム13枚制作秘話
先月ボノは、同回顧録から抜粋で、ドラマーのラリー・マレン・ジュニアの家で、U2の最初のバンド練習をした当時を回想するアニメーション映像を公開。1976年、ボノが高校の掲示板に貼られていた広告を目にするシーンから始まる同アニメーションの中で、彼はこう語る。
「ドラマーがバンドを結成するためにミュージシャンを探している。運命の出会いがこんなにもあっけなくやってくるなんて可笑しなものだ。ラリーのキッチンというオーブンに、僕ら全員が詰め込まれた。ドラム、アンプ、見習いロックスターをどうやってこんな狭い部屋に収めればいいんだ?」
「アダムはロックンロールの精神であり、上品なシド・ヴィシャスのような存在だった。ラリーがバンドに命を与えたとしたら、アダムはこのバンドが僕らに命を与えてくれると信じていたんだ」
各章がU2の曲名にちなんで名付けられている同回顧録のプレスリリースには次のように記されている。
「ボノは、14歳の時に突然母を亡くしたダブリンでの幼少期から、世界で最も影響力のあるロックバンドのひとつになるまでのU2の非凡な道のり、そしてエイズや世界の極貧との闘いに捧げた20年以上に及ぶ活動までを読者に紹介する」
現在ボノは、同書のプロモーションのため、11月2日のニューヨークを皮切りに、11月28日のスペイン、マドリッドまで続く、アメリカとヨーロッパでの劇場ツアーを開催中だ。このツアーの発表に際し、彼はこうに述べている。
「ステージに立つこと、そしてU2のファンとの親密さが恋しいです。これらのショーでは、歌うべき物語と、伝えるべき歌があります……それから私のME-moir(自叙伝)である“Surrender”を、ここに辿り着くまで私を手助けしてくれた人たちのことを考えるとWE-moirとも呼ぶべきこの作品を、楽しみながら皆さんに紹介したいと思っています」
Written By Sam Armstrong
- U2 アーティストページ
- ヨシュア”がU2を世界の頂点に導く
- U2のボノとジ・エッジ、ウクライナを訪れキーウの地下鉄駅でパフォーマンスを披露
- ウクライナ支援を求める“Stand Up For Ukraine”キャンペーンにU2が参加
- U2『All That You Can’t Leave Behind』制作秘話
- U2『Songs of Experience』解説
- 『SING/シング:ネクストステージ』はU2ファン必見の映画