ビリー・アイリッシュ、新曲「NDA」を公開。自身が監督したMVでは真夜中の道路で25台の車が暴走

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7月 9, 2021

管理人

Photo: Youtube/Interscope

ビリー・アイリッシュ（Billie Eilish）が、2021年7月9日に新曲「NDA」を公開した。この曲は、7月30日に発売される待望のセカンド・アルバム『Happier Than Ever』からの先行シングルとなる。ビリー自身が監督したミュージック・ビデオも合わせて公開された。

NDAとは、「Non-Disclosure Agreement（秘密保持契約）」の略語で、企業や個人が持つ秘密の情報を提供する際に、外部に漏らしたり不正に利用されたりすることを防止するために結ぶ契約のこと。これに反すると罰則や罰金を払うことに署名することが一般的だ。ビリーはこの楽曲で、若くして音楽界の大スターとなった彼女が実体験した、栄光の裏に潜む恐怖と葛藤をこう歌っている。

30 under 30 for another year
I can barely go outside I think I hate it here
Maybe I should think about a new career
Somewhere in Kauai where I can disappear
『世界を変える30歳未満の30人』にもう1年
ほとんど外にも出られないここにいるのは嫌な気分
別の新しいキャリアについて考えるべきなのかも
カウアイ島のどこかだったら姿を消せそう

この緊迫感は自らが監督したミュージック・ビデオでも表現されている。同MVには、ビリー本人と25人のスタントドライバーが登場しており、夜の暗闇で歩くビリーの傍を、車が全速力で駆ける様子が映されている。このMVは役者や視聴効果などは一切使用されておらず、ワンテイクで撮影された。

新曲の「NDA」は、ビリーの2枚目のアルバム『Happier Than Ever』から先行公開されている「My Future」「Therefore I Am」「Your Power」「Lost Cause」に続く5曲目の楽曲となる。

16曲が収録される新作アルバムは、デビュー・アルバムと同様、外部のソングライターやプロデューサーを起用せず、現在19歳のビリーと彼女の唯一のコラボレーター、そして実の兄であるフィニアスの2人だけで制作されている。同時発売となる国内盤のデラックス・エディションには日本限定キーホルダーやB3ポスターや7cm x 5cmのステッカーが同封される。