ビリー・アイリッシュとフィニアスが第94回アカデミー賞授賞式で「No Time to Die」を披露決定

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3月 23, 2022

ItoMasaki

Finneas and Billie Eilish - Photo: Michael Kovac/Getty Images for Variety

ビリー・アイリッシュ（Billie Eilish）とフィニアス（Finneas）が、米時間3月27日（日本時間3月28日）にLAハリウッドのドルビー・シアターで開催される第94回アカデミー賞授賞式で「No Time to Die」のパフォーマンスを披露することが正式決定した。

“ジェームズ・ボンド”シリーズ最新作『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌である同曲は、2人にとって初のアカデミー賞ノミネートとなる“アカデミー歌曲賞”の候補になっている。

ビリー・アイリッシュが歌うこの心に響く美しい主題歌「No Time to Die」は、当初の映画公開日（2020年4月）にあわせて2020年2月にリリースされたが、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で公開日は翌2021年10月まで延期された。

俳優ダニエル・クレイグが5度目にして最後のジェームズ・ボンド役を演じたシリーズ25作目の映画『007／ノー・タイム・トゥ・ダイ』では、彼が主演だけでなく、本作サウンドトラックの音楽の審査にも携わっている。

米エンタメ情報サイト“Deadline”のポッドキャスト「Crew Call」のインタビューの中で、ビリー・アイリッシュは次のように語っていた。

「（この曲が）彼にとって満足いくものになるかどうかはわかりませんでした。でも、実際映画の中に挿入されて、ダニエル・クレイグにお会いした時、彼は最高にチャーミングで、優しくて、素晴らしい人で、すごく褒めてくれて、私にとってそれは凄く嬉しい出来事でした」

2人が「No Time to Die」のパフォーマンスを披露する第94回アカデミー賞授賞式の模様は、アメリカではABCで米国東部時間3月27日（日）午後8時から生放送され、日本でも3月28日（月）午前7時30分からWOWOWで独占生中継される。

アカデミー賞に先駆けて、「No Time to Die」はすでに2021年のグラミー賞“最優秀編集サウンドトラック・アルバム賞映画、テレビその他映像部門”をはじめ、多くのアワードを受賞している。今年1月にはビリー・アイリッシュとフィニアスが、第79回ゴールデン・グローブ賞で“最優秀主題歌賞”を受賞した他、今月初めには作曲家・作詞家協会賞（Society of Composers & Lyricists Awards）で“Outstanding Original Song for a Comedy or Musical Visual Media Production”部門を受賞。批評家からも高く評価された同曲は、世界各国のポップ・チャートのトップを飾るなど商業的な成功を収め、とりわけイギリスではビリー・アイリッシュにとって初の、また007シリーズの主題歌としてはサム・スミスによる「Writing’s On The Wall」（2015年の映画『007 スペクター』）に続く2度目の全英No.1獲得となった。

「No Time to Die」に続いて、昨年7月、ビリー・アイリッシュは2作目のスタジオ・アルバム『Happier Than Ever』をリリース。フィニアスと共同作曲・プロデュースした同アルバムは、国内外で高い評価を得て、全米・全英の両チャートで1位に輝いた。また、同アルバムは第64回グラミー賞で7部門にノミネートされており、2人は、米時間4月3日（日本時間4月4日）に行われる授賞式のステージでもパフォーマンスを披露することが発表されている。

ビリー・アイリッシュは現在、このニュー・アルバムを引っさげ、北米、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドを廻るワールド・ツアーを敢行中だ。ツアーの日程や詳細は、彼女の公式ウェブサイトでご覧いただける。

Written By Lexi Lane