ジャズ・ファンク・キーボード奏者、バーナード・ライトが58歳で逝去
ジャズ・ファンク・キーボード奏者、シンガー、ソングライターとして活躍したバーナード・ライト(Bernard Wright)が2022年5月19日に58歳で逝去した。
家族の友人はソーシャルメディア上でこの訃報を下記のように伝えている。
「バーナード・ライト(ナード)の家族を代表して、昨日バーナードが最も高いところに召されたことをお伝えすることを、悲しく思っています。長年に渡る皆様のサポート、励まし、そしてナードへの祈りに感謝いたします。この大変な時に、ご家族のことを思い、祈っていてください。私たちの心は重く、信仰は強いものです。肉体を離れていることは、主と共に存在していることなのです。LOVE! 安らかに眠れ、ナード」
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その生涯
バーナード・ライトは初期の頃から輝かしい才能を持っていた。13歳の若さでレニー・ホワイトとツアーを行い、1979年にはトム・ブラウンと共演。1981年にはGRPと契約した。
1981年、18歳の彼はデビューLP『Nard』をリリース。バーナード・ライトがキーボード、シンセサイザー、ピアノ、メロディカを演奏し、ヴォーカルを担当したこのアルバムは全米のジャズ・アルバム・チャートで7位を記録した。
その後、『Funky Beat』『Mr. Wright』と続き、後者は歌手マーラ・アドラーをゲストボーカルに迎えたシングル「Who Do You Love」が好調で大ヒットになった。「Who Do You Love」は1999年にザ・ワイナンスが、1995年には共同作曲者のレニー・ホワイトがカバーしている。
この曲はカバーだけではなく、シャインヘッドの「Never Been in Love B4」、ティチーナ・アーノルドの「If It Ain’t Love」、シェイズの「Tell Me (I’ll Be Around)」、ビッグ・パンの「Who Is a Thug」、ルニーズの「Is It Kool?」など、数多くの曲でサンプリングされた。また、LLクールJの「Loungin」のリミックスでもフィーチャーされている。
バーナード・ライトは「We’ll Keep Strivin」でラ・ラと共同作曲と歌唱を担当したほか、キャメオ、ボビー・ブラウン、ピーシズ・オブ・ア・ドリーム、チャールズ・アーランドらともレコーディングを行った。
Written By Sam Armstrong
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