ビー・ジーズ初の公式ドキュメンタリー映画の制作が発表。バリー・ギブらのコメントも掲載
伝説のグループ、ビー・ジーズを題材にした初の公式ドキュメンタリー映画の制作が発表された。この作品はグループ最後のメンバーであるバリー・ギブと、今は亡きモーリス・ギブとロビン・ギブの親族公認によるもので、アカデミー賞ノミネート歴を誇り過去には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『インディ・ジョーンズ』『ジュラシック・ワールド』の制作を担当したフランク・マーシャルが監督を務め、『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』を担当し過去数度に渡ってグラミー賞に輝いているナイジェル・シンクレアが共同プロデューサーを務める。今作は、ポリグラム、キャピトル・レコード、ユニバーサルミュージック・パブリッシングによって出資、配給される予定である。
今作は、ビー・ジーズの全アーカイブを元に、グループの歴史、そして個々のメンバーの人物像を掘り下げながら、彼らの独創的な音楽の魔力とその謎を暴いていく。バンドの輝きの知られざる本質、卓越したソングライティングの技量、時代の変化に対する独自の適応力、そしていつの時代もバンドの核を成していたものこそが、非凡な才能を持った3人の兄弟の驚くべき関係性だったことが明らかとなる。
『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK』で脚本を担当したマーク・モンローが中心となって今回の脚本は進められており、カシディ・ハートマンがそのサポートを務める。アリー・パーカー制作総指揮の下、制作チームには、映画編集者のデレック・ブーンストラ(映画『ハンティング・グラウンド』)、そして共編者としてロバート・マルティネス(映画『ザ・ビートルズ〜EIGHT DAYS A WEEK』)が加わる予定である。
バリー・ギブのコメント
「私の人生はとても恵まれていて、大きな畏敬の念と共に、愛する弟たちと過ごした素晴らしい日々を思い出します。時の流れは私たちに新たな視点でもって過去を振り返り、それを称える機会を与えてくれるものです。私たちの家族はフランクとナイジェル、そしてこのドキュメンタリー作品のために集まった優れた制作チームに安心して全てを託したいと思います。私たち兄弟のユニークなキャリアを世界中の皆さんと共有できることに感謝と喜びの気持ちでいっぱいです」。
ユニバーサルミュージック・パブリッシング社長兼CEO、ジョディー・ガーソンのコメント
「一時代を築いた偉大なるソングライターである、バリー、ロビン、モーリスのギブ3兄弟は、傑出した作品群を世に送り出しました。監督フランク・マーシャルの優れたビジョンを通して、そして私たちの信頼できるパートナーであるキャピトル・レコード、ナイジェル・シンクレアとポリグラム・フィルムド・エンターテインメントの援助によって、ビー・ジーズの素晴らしい物語と音楽的遺産を世界中のファンの皆様と共有できることを大変嬉しく思っています」。
監督フランク・マーシャルのコメント
「ビー・ジーズの素晴らしい才能にはずっと注目していましたし、彼らの非凡なストーリーを描き出すために、バリーをはじめ、ロビンとモーリスの娘であるドゥウィーナとイヴォンヌと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。ナイジェル、マーク、ジャンヌはじめ、この映画のために集まってくれた素晴らしい制作チームと仕事ができることを光栄に思うと同時に、ユニバーサルミュージック・パブリッシングの皆さんのサポートにも感謝します」。
ナイジェル・シンクレアのコメント
「これは、類稀な才能を持った3兄弟が、いかにして半世紀に渡って世界中に感動を与える素晴らしい音楽を創り出していったのかという物語です。そこには、兄弟愛、家族愛、独創力、エンターテイメント、そして喜びや悲劇など様々なものがありました。私たちはこの作品に携われることをとても光栄に思っています」。
Written by Tim Peacock
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