ビー・ジーズの最後のメンバー、バリー・ギブがナイト爵位を授与される
ビー・ジーズのバリー・ギブがナイト爵位を授与された。71歳になったバリー・ギブは、この特別な日を、彼の今は亡き弟たちとも分かち合いたかったと語った。歌手、ソングライター、そしてプロデューサーとして、彼の音楽とチャリティへの功績が表彰されたのだった。
バリー・ギブは、2003年に腸閉塞の手術で弟モーリスを亡くし、双子の弟ロビンも2012年に癌のため亡くなってからは、最後のビー・ジーズのメンバーとなっている。
「弟たちがいなかったら、今の僕はありません。もし僕がこの人生を僕一人で曲を書いて過ごしてきたとしたら、それはまるで違うものなっていたでしょう」
6月26日にナイト爵位を受け取った時、彼はこう弟たちに賛辞を送った。そして、「二人がこの名誉に気づいてくれていることを願い、祈ります」と加えた。
サー・バリーは、「まだちょっと現実味はありません」と、彼の新しい称号に慣れていないことを明かし、「この文化における最高の名誉なので、とても誇りに思います」と語った。
ビー・ジーズは音楽史において最も成功したバンドの一つとして知られており、彼らのヒット曲には「Massachusetts」「Night Fever」「Stayin Alive」 「Jive Talkin」「How Deep Is Your Love」「Words」「Tragedy」「You Win Again」などがある。
彼らは自身の楽曲だけではなく、バーブラ・ストライサンド(「Woman in Love」「Guilty」)、ディオンヌ・ワーウィック(「Heartbreaker」「All The Love in The World」)、ケニー・ロジャース、ドリー・パートン(「Islands in the Stream」)、セリーヌ・ディオン(「Immortality」)、ダイアナ・ロス(「Chain Reaction」)そして、忘れてはならないフランキー・ヴァリの「Grease」など、多くのアーティストにヒット曲を提供している。
バリー・ギブは他のアーティストに楽曲を提供することについてこう語っている。「バーブラ・ストライサンドや他多くのアーティストとの仕事はとても特別な経験でした。他の人に曲を書くのは大好きなんです。ただ単に“今日は曲を書こう”って考えているのとは違って、自分の尊敬する誰かが曲を書いて欲しいって言ってくれるのは特別なモチベーションになるんですよ」。
Written By Tim Peacock