北欧の新世代歌姫オーロラ(AURORA)全公演が即日ソールドアウトした来日公演初日レポート

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Photo by Sotaro Goto

2019年にリリースされた最新アルバム『A Different Kind Of Human – Step2』を引っ提げて、北米、欧州、アジア、アフリカなど、文字通り世界中で単独のショーや大型フェスティバルに出演し、数多くの音楽ファンを魅了した、北欧ポップスの新世代歌姫ことオーロラ(AURORA)。ディズニー最新作『アナと雪の女王2』のメイン楽曲「Into The Unknown」にゲスト参加していることでも話題となっているオーロラの初となる単独来日ツアーの初日公演が11月26日にSPACE ODDで行われた。

ロラパルーザやコーチェラといった日本でも注目される大型フェスティバルでは一際強い存在感を放ち、ケイティ・ペリーやビリー・アイリッシュのような大物アーティストからの称賛のコメントが多いオーロラだが、今回行われる全2公演はともに即日完売。日本でも来日を心待ちにする多くのファンがいたことが伺える。

アカペラに近い状態で歌い始めたオープニング曲「Churchyard」が始まると、北欧の歌姫を心待ちにしていた熱気と歓声が会場一杯に広がる。大の親日家として日本での公演を行う喜びについては「初めて日本で行うショーなの。今日はみんな来てくれて本当に本当にありがとう!」とコメントし、曲紹介とともにライヴは進む。

ライヴ中盤では「次はすごく悲しい曲。きっとこの世のどこかにいるカップルのことを思って書いたのかな。世の中ではたくさんの悲しいことが起こっている」と語り、愛する人のために時には残酷な決断をしなければいけないことについて歌う「Murder Song」を披露。

また、地球環境に対する人間の破壊的な面を風刺した「The Seed」や、人々の個性や違いを祝福することについて歌う「Queendom」など、オーロラらしいメッセージ性の強い楽曲を余すことなく披露していった。また、かねてより日本の文化や言語が大好きだと公言しているオーロラはこの日「ありがとうございます!」「大好き!」などの日本語を流ちょうに自身のMC中に披露してくれた。

見る者に魔法をかけてしまいそうな独特な手の動きやおとぎ話に出てくるキャラクターのようにステージ上を飛び跳ねるその姿は、「まさに妖精」というようなコメントが公演終了後にSNSで見受けられた。「Forgotten Love」のような透明感に満ちた歌声で夢見心地な気持ちにさせられることもあれば、「Animal」のように力強くファンを鼓舞し、シンガロングを誘った場面もあり、80分間という短い時間の中でオーロラの豊かすぎる側面が存分に披露された初来日公演となった。

All Photo by Sotaro Goto


オーロラ『A Different Kind Of Human-Step2』
2019年6月7日発売
視聴・購入はこちら



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