アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ、黄金期1959年のスタジオ録音が奇跡の発掘

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2019年10月に生誕100周年を迎えた、モダン・ジャズ・ドラムの王様アート・ブレイキー。彼が率いた名門バンド、ジャズ・メッセンジャーズ黄金期の完全未発表スタジオ・セッションが、このたびアルバム『Just Coolin’』として2020年4月24日に世界同時リリースされることが発表され、収録曲の「Quick Trick」が先行公開となった
(*3月26日追記:アルバム発売日が8月7日に変更となりました)
(*6月25日追加:アルバム発売日が7月17日に前倒しとなりました)

『Just Coolin’』は、1959年3月8日にニュージャージーのヴァン・ゲルダー・スタジオにて、ブルーノート・レコード創設者のアルフレッド・ライオンのプロデュースのもと正式録音されたもの。ディスコグラフィー上にセッションの記載はあったものの、60年以上も一度も世に出ていなかった幻の音源である。

アート・ブレイキー生涯の代表作であり、ハード・バップ屈指の名盤である『Moanin’』(1958年10月30日)からわずか4か月後の録音で、花形トランペッターのリー・モーガンに加え、テナー・サックスにはバンドの初代メンバーのハンク・モブレーが一時的に復帰。この布陣では本作が唯一の公式スタジオ録音となる。相性抜群のモーガンとモブレーをフロントラインに据えバンドが一丸となって盛り上がる、モダン・ジャズ黄金期の熱気をダイレクトに伝える全ジャズ・ファン注目の作品である。

本作の録音から5週間後のニューヨークのジャズ・クラブ「バードランド」でのライヴ盤『At the Jazz Corner of the World Vol. 1 & 2』(1959年4月15日)に収録された、ハンク・モブレーのオリジナルを中心とする4曲に加えて、完全未発表曲2曲(「Jimerick」「Quick Trick」)を収録。ピアニスト、ボビー・ティモンズ作曲の「Quick Trick」は、アルバム発売に先がけ、本日より先行デジタル配信がスタート。iTunesではアルバムの予約も受付開始している。



アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ『Just Coolin’』
2020年7月17日発売
CD / iTunes / Apple Music

1. Hipsippy Blues (Hank Mobley)
2. Close Your Eyes (Bernice Petkere)
3. Jimerick (unknown)
4. Quick Trick (Bobby Timmons)
5. M&M (Hank Mobley)
6. Just Coolin’ (Hank Mobley)

アート・ブレイキー(ds) / リー・モーガン(tp) / ハンク・モブレー(ts) / ボビー・ティモンズ(p) / ジミー・メリット(b)
1959年3月8日、ニュージャージー、ヴァン・ゲルダー・スタジオにて録音




 

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