2020年Appleホリデー・キャンペーンに“全曲1分のアルバム”が話題のティエラ・ワックが抜擢

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米フィラデルフィア州出身の女性ラッパー兼シンガーソングライターで、“全曲1分のアルバム”が話題となった現在25才のティエラ・ワック(Tierra Whack)。彼女がApple社の2020年クリスマス・ホリデーCM「The magic of mini」に起用された。Appleの新商品HomePod miniの宣伝のために作られたこのCM内では、11月18日に公開されたティエラの2曲の新曲「Feel Good」と「Peppers and Onions」が使用されている。

2018年のホリデーCMでは、ビリー・アイリッシュの「come out and play」が起用され、その後の大ヒットへ繋がっていることから、ティエラ・ワックにも注目が集まっている。

CMでは困憊した表情を見せ、寒い冬の帰り道を歩いて自宅についたティエラが「Peppers and Onions」を流しているHomePodに音量を上げてほしいと伝えると、HomePodが突如HomePod miniへと変身し、さらに強気で元気なミニチュアサイズのティエラがどこからともなく登場。打って変わるようにカラフルな服に身を包み、落ち込んでいた元気を取り戻すという内容となっている。

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ティエラ・ワックは、10代の頃はディジル・ディズというアーティスト名で活動をしていたが、2017年から現在のティエラ・ワックというアーティスト名で活動を続けていった。2017年にアメリカの大手レコード会社、インスタースコープレコードと契約。翌2018年5月30日に、各楽曲きっかり1分間からなる楽曲を全15曲分収録した「15分で聴けるアルバム」とも評されるデビューアルバム『Whack World』をリリース。ティエラはこの全15曲を自身のインスタグラムに全て投稿し、それぞれの動画にショートムービーも付けたことで話題を呼んだ。

ティエラはその独特、かつ鮮烈なタッチのビデオを作ることで度々話題を巻き起こし、2019年のグラミー賞では、「Mumbo Jumbo」のミュージックビデオが最優秀短編ミュージックビデオ賞にもノミネートされるほどだ。また、ティエラは芸術的創作活動にもかなり意欲的で、2018年10月には、芸術研究に専念する休暇のために来日したくらいだ。2019年度のコーチェラ・フェスティバルでもパフォーマンスを披露。2020年にはビヨンセのアルバム『The Lion King: The Gift』の収録曲「MY POWER」に参加するなど活躍の幅を広げている。



ティエラ・ワック「Peppers and Onions」

2020年11月18日配信
iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music 


ティエラ・ワック「Feel Good」

2020年11月18日配信
iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music 




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