新型コロナをうけ、アンドリュー・ロイド・ウェバーが自身のミュージカル作品を期間限定で無料公開

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新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が進む中、ミュージカル音楽の巨匠、アンドリュー・ロイド・ウェバーが、新たな取り組みとして“The Shows Must Go On!”と題したストリーミング・シリーズを発表した。毎週金曜日に、人々に愛され続ける彼のミュージカルを1作ずつ紹介し、その全編が48時間限定でストリーミング視聴できるというものだ。

新たに開設された同シリーズの公式YouTubeチャンネルで、日本時間4月4日(土)の午前4時から配信がスタートする“The Shows Must Go On!”の第一弾として、リチャード・アッテンボロー、ジョーン・コリンズ、ドニー・オズモンドが主演を務める2000年のミュージカル『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』が、そして毎週違う作品が配信される予定だ(視聴はこちらから)。

 

*4月4日(土)~48時間限定:『ヨセフ・アンド・ザ・アメージング・テクニカラー・ドリームコート』
*4月11日(土)~48時間限定:『ジーザス・クライスト・スーパースター』
*4月18日(土)~48時間限定:『オペラ座の怪人』
*4月25日(土)~48時間限定:『ラヴ・ネヴァー・ダイズ』(*オペラ座の怪人の続編)
*5月02日(土)~48時間限定:『アンドリュー・ロイド・ウェバー生誕50周年コンサート』
*5月09日(土)~48時間限定:『天才執事 ジーヴス』
*5月16日(土)~48時間限定:『キャッツ』

 

さらに翌週末には、スパイス・ガールズのメラニー・チズム、ティム・ミンチン、クリス・モイルズが主演を務める2012年のミュージカル『ジーザス・クライスト・スーパースター』の配信が予定されている他、今後もアンドリュー・ロイド・ウェバーの優れたミュージカル作品の中から配信タイトルが追加発表されていく予定で、ファンにとっては大きな楽しみとなりそうだ。

ミュージカルの舞台を自宅のスクリーンに届けるという今回の取り組みをYouTube上で発表したアンドリュー・ロイド・ウェバーは下記のようにコメントしている。

「いつの間にか埋もれてしまいましたが、私にとって最も重要な作品である、惨事まみれのコメディ・ミュージカル“天才執事 ジーヴス”も配信予定です。私の大好きな作品ですし、きっと皆さんにも気に入っていただけるはず」

60年代半ば以降、アンドリュー・ロイド・ウェバーは『キャッツ』や『エビータ』、そしてブロードウェイで最も長い上演歴を誇る『オペラ座の怪人』など、世界で最も人気のミュージカル作品の作曲を手掛けたきた。近年の作品としては、2003年の映画が原作となる2015年の『スクール・オブ・ロック』や2013年の『スティーブン・ウォード』、そして今年10月にロンドンのウエストエンドでの初演が予定されている最新作『Andrew Lloyd Webber’s Cinderella』などがある。

今週末から数週間にわたって予定されているミュージカル作品全編のストリーミング配信に加え、“The Shows Must Go On!”の公式YouTubeチャンネルでは、今後舞台裏の風景やお気に入りミュージカル楽曲のビデオなど、ブロードウェイやウエストエンドをはじめ、広く国境を超えて様々な関連映像を紹介していく予定だ。すべての映像は無料で視聴可能だが、視聴者にはイギリスの“Acting For Others”、アメリカの“Broadway Cares”、オーストラリアの“Actors Benevolent Fund”など、世界各地の劇団支援団体への寄付が勧められている。

Written By Sophie Smith



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