「ジーザス・クライスト・スーパースター」でアリス・クーパーがヘロド王役に

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12月 11, 2017

Eri Sasano

2018年4月1日に放送される「ジーザス・クライスト・スーパースター・ライヴ！」にアリス・クーパーが出演することが決定した。同ミュージカルはアメリカのNBCネットワークで放送される。

この特別番組は、BBCの演劇監督であり、トニー賞に5度ノミネートされたデヴィッド・ルヴォー監督が指揮をとり、伝説のロッカーであるアリス・クーパーがヘロド王の役を演じることになるとハリウッド・リボーター誌が報じた。

NBCエンタテインメントのロバート・グリーンブラット会長は、「シアトリカルでありレジェンドな存在アリス・クーパーは、我々のライヴ・プロダクションでヘロド王を演じるのにぴったりのロック・スターです。アンドリュー・ロイド・ウェバーとティム・ライスは圧倒的な楽曲をヘロド王のために書き下ろしており、ショック・ロックの王であるアリス・クーパーがヘロド王に挑戦するを非常に楽しみにしています。スーパースターたちのキャスティングが決まっていくにつれ、長い間、ロック・ミュージカルのオリジナルと考えられてきた本作の新しいコンサート体験への期待感が高まっています」とコメントを発表した。

5,000万枚以上もの売上を誇り、ロックン・ロールの殿堂入りを果たしたアリス・クーパーは、26枚のスタジオ・アルバムをリリースし、そのうち9枚はプラチナまたはゴールド認定を記録している。2017年の12月にアリス・クーパーのワールド・ツアーは終了したが、その間5大陸で100回以上の公演を行った。かつて、アンドリュー・ロイド・ウェバーとティム・ライスの依頼により、1996年にイギリスで行ったジーザス・クライスト・スーパースターのキャストによる2000年のアルバムのリリースのために「ヘロド王の歌 / King Herod’s Song」をレコーディングしている。

アリス・クーパーは、ソングライターとしてもシンガーとしても、映画やテレビともに様々なサウンドトラックに活用されており、最近ではNetflixの「GLOW: ゴージャス・レディ・オブ・レスリング」やHBOの「VINYL‐ヴァイナル」でも楽曲が使用されている。俳優としても、24つ以上ものプロダクションに関わっており、中にはティム・バートンの『ダーク・シャドウ』のリメイクや『ウェインズ・ワールド』などが含まれる。

そのほかのアリス・クーパーのニュースで言えば、テレビ局のスカイ・アーツの新シリーズ『Urban Myths』で、テレビ・シリーズ『The Mighty Boosh』に出演しているノエル・フィールディングがアリス・クーパーを演じることになっている。

ノエル・フィールディングは「The Dali and the Cooper」のエピソードに出演することになっており、アリス・クーパーが『名探偵ポワロ』のデヴィッド・スーシェ演じるサルヴァドール・ダリに1973年に出会い、ダリの自宅で開かれた不思議なバースデイ・パーティーに行った物語を描いている。

Written by Tim Peacock