アレックス・オービソン、ザ・ビートルズの臨時ドラマー ジミー・ニコルの物語の映画化権利を獲得
ロイ・オービソンの息子アレックス・オービソンが13日にわたり、ザ・ビートルズ のドラマーを臨時で務めた男の物語の映画化の権利を手にした。 ジム・バーケンシュタットによる「 The Beatle Who Vanished 」はロンドンで生まれたジミー・ニコルが、扁桃腺炎と咽頭炎により入院していたリンゴ・スター に替わり1964年に行われたヨーロッパ、香港、オーストラリアでの10公演でドラマーの役割を果たしたことが書かれている。
ロンドンの有名な2i’s Coffe Barで、様々なバンドでドラムを演奏していたジミー・ニコルを‘スター・メーカー’ラリー・パーンズが見出され、英国ロックン・ロール黎明期に頭角を現した。彼はその後、ヴィンス・イーガーや シリル・ステイプルトンらと演奏を行った。
彼がマージー・ビートのグループ シャブタブズに所属していた時に、ザ・ビートルズのマネージャー ブライアン・エプスタインからの電話を受け取った。その電話は、リンゴの替わりを務めてほしいというもので、そうでなければ、ザ・ビートルズの海外公演のいくつかはキャンセルせざるおえないということだった。このツアーの終わりに、ジミーは金の時計をプレゼントされたそうだ。その時計には「ザ・ビートルズとブライアン・エプスタインよりジミーへ -深い感謝をこめて」と記されていた。
ジム・バーケンシュタットの「The Beatle Who Vanished」は2013年に出版された、ジミー・ニコルが一躍時の人となり、それと同じぐらい急速に無名の状態に戻ることになる模様が描かれている。アレックス・オービソンがロイ・オービソンの映画会社ボーイズ・フィルムのために、映画化の権利を獲得した。
「ジミー・ニコルの人としての人生の起伏、そしてビートルマニアの熱狂の初期段階は歴史的にも交差しているんだ」とアレックス・オービソンはBillboard誌に語った。「ジミー・ニコルはこっそりと招きいれられたにも関わらず、正式なビートルズとしてインタビューにも答えたし、それにまつわる様々な特典も手に入れた、そしてその後、空港で降ろされ、元に戻される…それ以降の後半のストーリーは謎に満ちている。これは皆さんにとってもとても魅力的な作品になるに違いないよ」
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