エアロスミス、ユニバーサル ミュージック グループとのグローバル提携が正式決定
史上最も売れたアメリカのロックバンドであるエアロスミス(Aerosmith)は、2022年11月30日、ユニバーサル ミュージック グループ(UMG)との多面的で密接な全世界的提携を正式決定した。
これにより、UMGは、エアロスミスの全カタログ音源、今後リリースされる新曲、関連グッズ、オーディオ・ビデオ・プロジェクトを管理・運営する公式ホーム・レーベルとなり、エアロスミスの作品がバンド史上初めて一箇所にまとめられることになる。
この新たなグローバル提携は、バンドの統合カタログをサポートするだけでなく、スティーヴン・タイラー、ジョー・ペリー、トム・ハミルトン、ジョーイ・クレイマー、ブラッド・ウィットフォードの個人的なアーカイブである“Vindaloo Vaults”への前例のないアクセスを許可するもので、今後、彼らの音楽、写真、映像、アートワーク、日記、セットリスト、記念品などのコレクションが積極的にキュレートされていく。
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エアロスミスとユニバーサル ミュージック グループとの歴史的な世界的提携は、代理人であるマネージャーのラリー・ルドルフと顧問弁護士のジェフ・スミスによって2021年8月に発表された。
UMGは、エアロスミスの将来的音楽プロジェクトの本拠地となるほか、バンドの歴史や文化的影響を称える新しい映画、テレビ、その他のオーディオビジュアルコンテンツの開発、制作、配給をバンドと共同で行っていく予定だ。この発表に際し、エアロスミスの共同創設者でありリード・ギタリストのジョー・ペリーは次のようにコメントしている。
「長い道のりでしたが、エアロスミスを代表して、UMGと提携することで、50年間の音楽をひとつの屋根の下に収めることができたことを非常に嬉しく、誇りに思います。これにより、これまでできなかった方法で、ファンの皆様に音楽をお届けすることができます。これは、私たちが長い間夢見てきたことです。エアロスミスにとっても、UMGにとっても、そして最終的にはファンにとってもメリットがあります。言うまでもなく、私たちは非常に興奮しています。50年、そしてこれからの長い年月を祝うための素晴らしい方法です」
Written By Paul Sexton
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