映画『ウィキッド ふたりの魔女』サントラ発売日とトラックリストが発表

Published on

ミュージカル『ウィキッド』の実写映画化『ウィキッド ふたりの魔女』(原題:Wicked)のサウンドトラックが、映画公開日と同じ2024年11月22日に発売されることになった(映画は日本では2025年春公開予定)。また、映画は2部作となっており、続編となる『Wicked Part Two』は海外では2025年11月に公開予定となっている。

『ウィキッド ふたりの魔女』のサウンドトラックは現在輸入盤の予約が受付中で、CD、2枚組レコード、2枚組ピクチャーディスク、デジタル版などで発売される。

『ウィキッド』は1900年に発売されたライマン・フランク・ボームによる小説『オズの魔法使い』、そしてそれを元に1939年に公開された映画『オズの魔法使』を題材として、1995年に『Wicked: The Life and Times of the Wicked Witch of the West』として小説が刊行。それが人気を博し、2003年にミュージカル化されて大ヒットを記録した。

『ウィキッド』の映画化は2004年から話しに上がっていたが、今回ようやく初めて映画化が制作されることになった。

<関連記事>
アリアナ・グランデの20曲:同世代アーティストたちを凌駕するアイコン
アリアナ・グランデ、新作アルバム『eternal sunshine』歌詞徹底解説

 

『ウィキッド』二人の主人公

『ウィキッド』の主人公は、題材となった『オズの魔法使』に登場する二人の魔女「エルファバ」と「グリンダ」だ。

生まれつき緑色の肌を持っており、妹の足が不自由なのは、自分の責任だとの自責の念に駆られている陰気な性格の「エルファバ」は、シズ大学に入学し、そこで魔法の才能を見いだされる。彼女は『オズの魔法使』では西の悪い魔女として悪役で登場しているキャラクター。

もう一人の主人公は、金髪の少女「グリンダ」。彼女はかわいく、能天気だが、魔法の才能はない。彼女は『オズの魔法使』では北の良い魔女として悪役で登場している。

『ウィキッド』では正反対の性格の二人が大学で出会い、最初は反発するが後に親友となる。しかし、その二人の間に事件がおきる、、、、という物語。

エルファバを演じるのは英国俳優で、ミュージカル俳優として活躍し、映画やドラマでも活躍するシンシア・エリヴォ。グリンダはシンガーソングライターのアリアナ・グランデが担当する。ちなみにアリアナは2018年に行われたミュージカル15周年記念公演にて、エルファバのナンバーである「The Wizard And I」を披露している。

 

豪華スタッフとサウンドトラック

二人の恋の相手となるフィエロはドラマ『ブリジャートン家』で有名となったジョナサン・ベイリーが演じ、シズ大学の学長マダム・モリブルには2023年アカデミー賞主演女優賞を獲得したミシェル・ヨー、オズの魔法使い役としてジェフ・ゴールドブラムなど豪華キャストが演じることが決定している。

監督は、『クレイジー・リッチ!』や『イン・ザ・ハイツ』で知られるジョン・M・チュウが務め、舞台版『ウィキッド』で脚本を手がけたウィニー・ホルツマンがデイナ・フォックスと共同で脚本を担当し、舞台版の音楽を手掛けたスティーヴン・シュワルツが映画でも音楽を担当する。

海外の映画公開と同時に発売となるサウンドトラックは、舞台版での第1幕で使われている楽曲11曲全てが収録される。

『ウィキッド』のミュージカル版はブロードウェイで20年以上前に初演されて以来、大ヒットを記録し続けており、現在ではブロードウェイ史上4番目のロングラン作品となっている。2004年のトニー賞では、衣装デザイン賞、舞台デザイン賞、エルファバ役のイディナ・メンゼルの演技賞の3部門を受賞した。また、音楽はトニー賞とドラマ・デスク・アワードにノミネートされ、グラミー賞ではミュージカル・ショー・アルバム賞を受賞した。日本でも劇団四季が2007年から2016年までロングランを続け、2023年から再演も行っている。

Written By Sam Armstrong / Photo: Matthew Stockman/Getty Images


『Wicked: The Soundtrack』
2024年11月22日配信
iTunes Store / Apple Music / Spotify

<収録曲>
1. 「No One Mourns the Wicked」Ariana Grande ft. Andy Nyman, Courtney Mae-Briggs, Jeff Goldblum, Sharon D. Clarke & Jenna Boyd
2.「Dear Old Shiz」Shiz University Choir ft. Ariana Grande
3.「The Wizard And I」Cynthia Erivo ft. Michelle Yeoh
4.「What Is This Feeling?」Ariana Grande & Cynthia Erivo
5. 「Something Bad」Peter Dinklage ft. Cynthia Erivo
6.「Dancing Through Life」Jonathan Bailey ft. Ariana Grande, Ethan Slater, Marissa Bode & Cynthia Erivo
7.「Popular」Ariana Grande
8.「I’m Not That Girl」Cynthia Erivo
9.「One Short Day」Cynthia Erivo & Ariana Grande
10.「A Sentimental Man」Jeff Goldblum
11.「Defying Gravity」Cynthia Erivo ft. Ariana Grande

Share this story


Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
モバイルバージョンを終了