大ヒットゲーム『Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜』サントラ配信
2019年に最も高く評価されたビデオ・ゲームの一つである大ヒット作『Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜』の公式サウンドトラックが、2020年3月27日にデッカ・クラシックス(オーストラリア)からリリースされた。
『Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜』の音楽は、オーストラリアの作曲家Dan Goldingがメルボルンのゲーム開発者House Houseと共同で制作したもの。
プレイヤーは小さな村の住人に迷惑をかけることが主な目的であるガチョウを操作するこのゲームは、2019年後半にセンセーションを巻き起こした。このゲームは100万本以上を売り上げ、発売週にNintendo Switchのeショップにて任天堂の『ゼルダの伝説 リンクの覚醒』を抜いて、1位を記録していた。
2020年、『Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜』はD.I.C.E. Awards(Academy of Interactive Arts & Sciences)で「Game of the Year」を受賞し、現在、BAFTA Games Awards(Best Game and Audio Achievementを含む)、Independent Games Festival Awards(Seumas McNally Grand Prize、Excellence in Audioを含む)、Game Developers Choice Awards(Game of the Year、Best Audioを含む)の複数の賞にノミネートされている。
『Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜』は、そのお茶目なユーモアと魅力、そして型破りな音楽で世界中のファンを獲得している。このゲームのサントラは、ドビュッシーのプレリュードの一部をアルゴリズムでアレンジしたもので構成されている。
このゲームのためのダイナミックなサウンドトラックシステムを制作するために、各プレリュードは高エネルギーバージョンと低エネルギーバージョンの両方でアレンジされて、録音された。これらのバージョンは、1秒から2秒の長さの何百もの断片にカットされました。『Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜』のサントラは、これらのパフォーマンスから、リアルタイムでプレイヤーの行動を最も強調する断片を選択するようにプログラミングされている。また、このアルバムには、Dan Goldingがゲームのために作曲したオリジナル音楽も収録されている。
ゲームのサントラは、複数のメディアから絶賛の声もあがっている。
「画面上のアクションとコメディーに完璧にシンクロしたアレグロの明瞭、そして慎重な音符は、古典的なルーニー・テューンズのアニメやその他の喜劇を思い起こさせる」 – ザ・ガーディアン
「音楽がゲームに喜劇的要素を与え、最高潮ではバスター・キートンの映画を彷彿とさせる」 – Gamespot
「遊び心のあるピアノの音楽は、ほとんどガチョウの心の中への洞察のようなものである」 – The Verge
『Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜』サウンドトラック
2020年3月27日配信
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