ザ・ウィークエンド、近日発売の新作アルバムからの先行曲「Dancing In The Flames」公開
ザ・ウィークエンド(The Weeknd)が、近日発売予定のニュー・アルバム『Hurry Up Tomorrow』からのファースト・シングル「Dancing In The Flames」をリリースした。
これにあわせて公開されたアントン・タミーが監督、エリック・ヘンリクソンが撮影監督を務めるミュージック・ビデオは、シングルのジャケット写真とプロモーション写真と同様、すべてiPhone 16 Proで撮影されたものだ。同ビデオは、今週初めに開催されたAppleのイベント“It’s Glowtime”で予告されていた。
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3部作の集大成
ニュー・アルバム『Hurry Up Tomorrow』は、2020年の『After Hours』と2022年の『Dawn FM』から始まった三部作の集大成となる。この三部作は全体を通して、終わりのない夜遊びという実存的な旅を描いており、今作はザ・ウィークエンドとしてのプロジェクトの終幕となる可能性があるという。ザ・ウィークエンドことエイベル・テスファイ(Abel Tesfaye)は、昨年W Magazineの取材にこう語っていた。
「これは自分がやらなければならないことなんだ。ザ・ウィークエンドとして、言いたいことはすべて言い尽くしたよ」
彼はまた、新曲「Dancing In The Flames」のリリースまでの数週間、ソーシャルメディア上で暗号のようなヒントを共有していた。先週のインスタグラムの投稿には、「鏡を見つめると、自分が古くも新しくも感じられ、身動きが取れず、どちらにも進めない状態だ。まだ自分と向き合えていない」と記されていた。
これがザ・ウィークエンドとしての最後の作品ならば、素晴らしいものになることは間違いないだろう。先週末、彼はブラジルのサンパウロでソールドアウト公演を行い、YouTubeで生配信、その後アーカイヴされたその模様は、全世界で数百万人以上にストリーミング視聴されている。
サプライズ・ゲストとしてプレイボーイ・カルティとアニッタも出演した同公演は、音楽コンサートとしては最も話題を呼んだアメリカを含む、世界25カ国でトレンド入り。このパフォーマンスに先立ち、ザ・ウィークエンドはビルボード・ブラジルの表紙を飾り、その記事と写真は一時的に同誌のウェブサイトのサーバーをダウンさせるほどのアクセスを集めた。今考えうるあらゆる指標から見ても、ザ・ウィークエンドは全世界で最も人気のあるアーティストの一人と言える。
Written By Sam Armstrong
ザ・ウィークエンド「Dancing In The Flames」
2024年9月13日発売
Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
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