ストームジーが新作アルバム『This Is What I Mean』を発売。新作への思いを綴った手紙も公開

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11月 28, 2022

ItoMasaki

Stormzy - Photo: Gus Stewart/Redferns

英ラップ・アイコンのストームジー（Stormzy）が3作目のスタジオ・アルバム『This Is What I Mean』をリリースした。

彼は、このアルバムのリリースにあわせてInstagramにて手紙を公開し、その中で批評家たちに向けて、この深くパーソナルなアルバムを最終的に気に入ってもらえるかどうかに関わらず、チャンスを与えてもらいたいと述べている。

「俺は自分のことを曝け出し過ぎているようで、時に丸裸にされていると感じることもある。でも、そうすることで、みんなが俺のことを少しは理解してくれるし、俺が作るアートに文脈を与えてくれる」

「人々は何年も俺を押さえ込もうとしてきたが、このチャプターで少なくとも俺の最大の批判者に “あいつは最低だ。だけど、あいつは音楽が好きで、これからも好きなことをやっていくんだろう” って言ってもらえたらいいなと思っている」

そして、彼は世界中の聴衆に向けてこう呼びかけている。

「このアルバムを心を開放して聴いてくれることを祈るよ。もし、そうして聴いた後に気に入らなくても、俺は全く構わないと神に約束する。ただ、心を開放して聴いてくれたことに感謝する。あなたの心を動かし、想像力をかきたて、そして、どこかの誰かがそれを感じることを祈っている」

ストームジーは先日のインタビューで、少なくとも1人の人に自分の音楽を感じてもらえれば、それが彼の達成感に繋がると語っていた。

「新作に対してこれほどワクワクしたことはないんだ。自分が作った芸術に対して、これほど誇りと自信を感じたことはない。そして、俺のすべての自信と誇りが、その芸術から生まれているというのは素晴らしい気分だよ。人々に俺がどんな人間で、何を成し遂げたと思われているとか、そういうものではなく、ただただ、“俺たちは本当に美しい、特別なものを作ったんだ”という思いなんだ。みんなが“感じる”ことができるものってわかるよね？ “この作品で何を成し遂げたい？”って訊かれたら、俺は“みんなに（この作品を）感じてほしい”と答えるよ。それが1人であろうと、2,000万人であろうと、200人であろうと、気にしない。ただ、誰かに感じてもらいたいし、この作品を聴いた人はきっと何かを感じてくれるという自信は大いにあるんだ」

また彼は、レコーディング前にあらかじめ考えていたわけではないが、現在はこの新作を“ソウル”アルバムと呼んでいるという。

「俺はこの作品をソウル・アルバムだと呼んでいる。アレサ・フランクリンのような、ジャンル的な意味合いのソウル・アルバムではなく。俺の魂（ソウル）から生まれたもので、とても安っぽく聞こえるけど、そう表現するしかないんだ。人にはラップか、グライムか、ゴスペルなのか、と言われるけど、俺は、“これは俺の魂から湧き出た感情なんだ”と答えるんだ。そう、だから俺たちは、誰かの魂に響くような作品を作ったんだよ」

また、このアルバムの発売を記念してAmazon Musicにて日本時間12月1日午前4時よりコンサートが配信されることが決定している。

Written By Tim Peacock

ストームジー『This Is What I Mean』
2022年11月25日発売
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