ABBAのベスト・シングル・ランキングが発表、第1位は「SOS」
ABBAによる35年ぶりの新曲を世界が待ち望む中、イギリスの大手メディアであるザ・ガーディアン紙がABBAのシングルのランキングを発表、第1位はちょっとしたサプライズかもしれない。
ザ・ガーディアンは6月29日に、ABBAのベスト・シングルのリストを公開。ガーディアン紙のお気に入りとして、1975年のヒット曲「SOS」が同紙のジャーナリスト6名によって選ばれて第1位となっていることに驚いた人も少なくないだろう。ビルボード誌が同じようなリストを2017年の8月に公開したとき、「SOS」は12位止まりだった。あのチャートの第一位には、予想どおりに、「Dancing Queen」が輝いていた。
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「最高のポップ・バンドによる最高のポップ・ソングは、セックス・ピストルズやガールズ・アラウド、その間の数え切れないほどのソングライターたちにヒット曲を生む刺激を与えてきた」と「SOS」を選んだガーディアン紙は書いている。
その「SOS」は、第2位の「The Day Before You Came」と第3位の「Knowing You, Knowing Me」を抑えての堂々第1位だった。
2018年2月にWEBマガジンのクラック・マガジンが行った「あなたの好きなABBAの楽曲は?」というアンケート企画では、シンガー・ソングライターのジョン・グラントが「“SOS”は僕がABBAにぞっこん惚れこんだ曲だ」と語っている。この曲をバンド仲間のベニー・アンダーソンと作曲家のスティグ・アンダーソンと共に共同作曲したビョルン・ウルヴァースは、この曲は、ABBAのサウンドとアイデンティティを発見した極めて重要な曲だったと述べた。
ガーディアン紙の投票には第5位に「The Winner Takes It All」がランクイン、さらに驚きの「Lay All Your Love On Me」も第6位にエントリーしているほか、トップ10には「Gimme! Gimme! Gimme! A Man After Midnight」や「Super Trouper」、「The Name of The Game」が並んでいる。全リストはこちらから。
ベニー・アンダーソンは7月13日にポリドールからリリースされるABBAの楽曲を使用して大ヒットを記録した映画の続編となる『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』のサントラのプロデュースを手掛けている。
Written By Paul Sexton
40年ぶりの新作アルバム
2021年11月5日発売
CD / iTunes / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
日本盤CDは下記4形態(SHM-CD仕様)
①『Voyage』スタンダード・エディション
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④『Voyage』with 『Essential Collection』(MV36曲収録DVD)