サラ・ブライトマン、5年ぶりのアルバム発売。YOSHIKI作曲の楽曲も収録
全世界で3,500万枚以上のトータル・セールスを誇り、数々のタイアップも獲得してきた“世界最高峰の歌姫”サラ・ブライトマンが、ニュー・アルバム『HYMN』(邦題:HYMN~永遠(読み:とわ)の讃歌』を2018年11月9日に世界同時発売することを発表した。
今回のアルバム『HYMN』は、前作『Dreamchaser』以来5年ぶりのオリジナル・アルバムとなる。2012年10月、サラはモスクワで記者会見を行い、国際宇宙ステーションへの周回軌道宇宙飛行ミッションに飛び立つ予定であると発表し、当時全世界の注目を集めた。この時期に制作された前作『Dreamchaser』はサラの宇宙への想いが反映された科学的で精緻な内容の作品であったが、本作『HYMN』は前作とは一転、シンプルなものへの回帰をテーマに、ハンブルク、マイアミ、ロンドン、バンクーバー、ロサンゼルス、ニューヨーク、そしてブダペストで2年間にわたってレコーディングされた。
このアルバムについてサラは語る。
「『HYMN(讃歌)』という言葉について、そしてそこから思いつくことは何だろうって考えたの。私にとって、それは喜び、希望と光、親近感があって安心感があるものを意味していた。それこそ自分の人生の中で私が必要としていたものだった。私がこれまでにやったきた全てのプロジェクトも全て私の感情から生まれているわ」
アルバム・タイトルにもなっている楽曲「Hymn」は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、バークレイ・ジェイムス・ハーヴェストによる作品。この選曲について本作のプロデューサーのフランク・ピーターソンは「イギリスやアメリカでは余り知られていないバンドではあるものの、ドイツではとても有名で、誰もがこの曲を歌えるんだ。私はずっと“ヒム”は美しい曲で、世界でもっと知られるべきだと思っていたので、サラが歌うことでそうなるといいね」と語っている。サラもまた「私にとってこの曲は、地に足がついていると同時に、この世のものではないような美しさを持っているわ」とコメントしている。
そして、本アルバムにはX JAPANのリーダー YOSHIKIとのコラボレーション楽曲「Miracle」の収録が決定。YOSHIKI作曲・作詞による「Miracle」は、X JAPANのワールド・ツアーのオープニング楽曲として使用されてきた作品で、YOSHIKIはピアニストとしても参加し、壮大なメロディとサラのクリスタルのような歌声が溶け合い神秘的な世界を聴くことができる。サラはYOSHIKIが音楽監督を務めた米映画『REPO! レポ』(2009年日本公開)で主題歌を歌っており、それ以来のコラボとなった。また、今週9日21日にドイツ バイエルン州、ルートヴィヒ祝祭劇場で行われるサラ・ブライトマンのコンサートで2人は共演し、YOSHIKIのピアノ演奏にて「Miracle」が披露される予定。
アルバム発売の発表に合わせて、シングル「Sogni feat. Vincent Niclo」デジタル配信された。この曲でゲスト参加しているヴァンサン・ニクロは1975年生まれのフランス出身のシンガー。オペラ等で活躍しており、イル・ディーヴォやプラシド・ドミンゴとも共演経験のある実力派アーティスト。
あわせて今年11月から南アメリカを皮切りに、2019年まで続く5大陸に跨る125のコンサートを含む「HYMN」ワールド・ツアーをスタートすることも合わせて発表された。サラ・ブライトマンはワールド・ツアーで使用される衣装やティアラについてスワロフスキーと提携する。
サラ・ブライトマン『HYMN』
2018年11月9日(金)世界同時発売
CD予約、配信、ストリーミングはこちら
https://lnk.to/SarahBrightmanHYMN
01. Overture
02. Hymn
03. Sogni feat. Vincent Niclo
04. Sky And Sand
05. Canto Per Noi
06. Fly To Paradise feat. Eric Whitacre Singers
07. Gia Nel Seno (La Storia Di Lucrezia)
08. Follow Me
09. You
10. Better Is One Day
11. Tu Che M’Hai Preso Il Cuor
12. Miracle feat. Yoshiki
13. Time to Say Goodbye
14. Done (Pop Version) *
15. Sky And Sand (Pedi Remix) *
*日本盤ボーナストラック