サム・スミス、アリシア・キーズと共演した「I’m Not The Only One」のMV公開
サム・スミス（Sam Smith）が、8月2日に発売されたデビュー・アルバム『In The Lonely Hour』の10周年記念盤より、アリシア・キーズ（Alicia Keys）とコラボレーションした「I’m Not The Only One」のオフィシャル・ビデオを公開した。
＜関連記事＞
・デビューから現在までのサム・スミスの変遷を辿る
・サム・スミス『In The Lonely Hour』10周年盤解説
過去にベイビーフェイス、スティーヴ・アオキ、フレッチャーらの作品を手掛けてきたアヴァ・リッキが監督したこのビデオには、レコーディング時の舞台裏映像に加え、ニューヨークで最も古いゲイ・バーとして知られるジュリアス（Julius’）で行われた2024年の“プライド・パーティー”の映像が散りばめられている。
ドラァグ・アイコンのレディ・バニーが主催し、キム・ペトラス、ディラン・マルヴァニー、クリスチャン・コーワン、エラ・スナイダー、ニック・チャンパら豪華顔ぶれが集ったこの夜のジュリアスで、サムとアリシアは「I’m Not The Only One」のコラボ・パフォーマンスをサプライズで初披露し、翌日、彼らはアリシアのスタジオでこの曲のレコーディングを行った。
サム・スミスは次のように語っている。
「キャリアの始まりを再訪することは、最高に素晴らしい経験でした。“In The Lonely Hour”は、私が音楽への第一歩を踏み出した楽曲で、最も誇りに思える曲であり続けています。今このアルバムを聴き返すと、まるで昔の写真を見返すような、いろんな感情が入り混じった気持ちになりますし、このアルバムが大好きで、いまだにこれらの曲を歌うのことも大好きなんです。このアルバムは、私の人生における片思いの時期について書かれた現実の青春物語です。“In The Lonely Hour”の10周年を記念して、この特別な曲を再構築するために、素晴らしい才能と美しい魂を持つアリシアと共演できたことをとても光栄に思っています」
アリシア・キーズは、今回のコラボについてこう述べている。
「サムとの共同作業は最高の時間でした。しかもこのような特別な瞬間のために。私たちはお互いの（共演者の）ウィッシュリストに載っていたんです。とても親密な雰囲気でした。この曲のレコーディングはニューヨークの私のスタジオで行いました。息子のエジプトがサムに演奏を聴いてもらっていて、もう1人の息子のジェネシスはずっとジョークを言っていました。純粋な音楽、私がピアノを弾きながら一緒に歌いました」
Written By Will Schube
サム・スミス『In The Lonely Hour (10th Anniversary Edition)』
2024年8月2日発売
CD&LP / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music
＜収録曲＞
CD1
1. Good Thing グッド・シング
2. Stay With Me (Re-record) ステイ・ウィズ・ミー ～そばにいてほしい（リ・レコード）
3. Leave Your Lover リーヴ・ユア・ラヴァー
4. I’m Not The Only One アイム・ノット・ジ・オンリー・ワン
5. I’ve Told You Now アイヴ・トールド・ユー・ナウ
6. Like I Can ライク・アイ・キャン
7. Not In That Way ノット・イン・ザット・ウェイ
8. Make It To Me メイク・イット・トゥ・ミー
9. Lay Me Down レイ・ミー・ダウン
10. Little Sailor リトル・セイラー
11. Money On My Mind マネー・オン・マイ・マインド
12. Life Support ライフ・サポート
13. Restart リスタート
CD2
1. Safe With Me セーフ・ウィズ・ミー
2. Nirvana ニルヴァーナ
3. I’ve Told You Now (Live at St Pancras Old Church, London) アイヴ・トールド・ユー・ナウ（ライヴ）
4. Latch – Disclosure (feat. Sam Smith) ラッチ（ディスクロージャー feat. サム・スミス）
5. La La La – Naughty Boy (feat. Sam Smith) ラ・ラ・ラ（ノーティー・ボーイfeat. サム・スミス）
6. How Will I Know 恋はてさぐり
7. Latch (Acoustic) ラッチ（アコースティック・ヴァ―ジョン）
8. Drowning Shadows ドラウニング・シャドウズ
9. Writing’s On The Wall ライティングズ・オン・ザ・ウォール
10. Stay With Me (Re-record) – (feat. Mary J. Blige) ステイ・ウィズ・ミー～そばにいてほしい（リ・レコード） feat. メアリー・J.ブライジ
11. I’m Not The Only One – (feat. A$AP Rocky) アイム・ノット・ジ・オンリー・ワン feat. エイサップ・ロッキー
12. Lay Me Down – (feat. John Legend) レイ・ミー・ダウン feat. ジョン・レジェンド
13. Stay With Me (feat. Alicia Keys) ステイ・ウィズ・ミー～そばにいてほしい feat. アリシア・キーズ *デジタルのみ収録
- サム・スミス アーティストサイト
- サム・スミス『In The Lonely Hour』10周年盤解説：10年代で最も売れたデビュー作と「Stay With Me」
- サム・スミス、ジャパン・ツアー初日レポ：クィアネスの解放と祝福
“変貌した”サム・スミスによる「Unholy」：アイデンティティを超越した魅力 - サム・スミス『In The Lonely Hour』解説：驚くほど成功したデビュー・アルバム
- サム・スミスのサード・アルバム『Love Goes』全曲本人解説を掲載
- サム・スミスをスターにした名曲「Stay With Me」の背景を探る
- サム・スミスのベスト・ソング20：無数の人の心を動かすラブ・ソング（動画付）
- LGBTQ音楽家たちの歴史：不寛容の時代から、セクシャリティが二の次になるまで
