サム・フェンダー、新アルバム『People Watching』2月21日に発売。タイトル曲公開
サム・フェンダー(Sam Fender)が、3作目のスタジオ・アルバム『People Watching』を2025年2月21日にリリースすることを発表し、彼が深く敬愛するザ・ウォー・オン・ドラッグスのアダム・グランデュシエルとの共同プロデュースによるタイトル曲を公開した。
彼の亡き友人で、良き理解者でもあったアニー・オーウィンにインスパイアされたというこのアンセミックな楽曲について、サム・フェンダーは次のように語っている。
「“People Watching”は、昨年11月に亡くなった、僕にとって代理の母親のような存在だった人について歌った曲です。その最期の時には彼女のそばにいて、椅子で寝ながら付き添っていました。この曲は、その場所と家との行き来の中で頭の中を巡った思いを描いているんです」
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新作アルバムについて
ニュー・アルバム『People Watching』は、サム・フェンダーがバンドメンバーのディーン・トンプソンとジョー・アトキンソンと共に2年間かけて制作された。2023年にはロンドンでプロデューサーのマーカス・ドラヴスと作業を行い、今年の初めにはロサンゼルスでアダム・グランデュシエルとレコーディングを行った。サム・フェンダーはXの投稿でこのニュー・アルバムについて次のように説明していた。
「(前作の)“Seventeen (Going Under)”の後、次に進むべき道を見つけるのは簡単ではなかったんですが、なんとかたどり着けました。このアルバムは僕の成長における次なるフェーズなんです」
また、ニューカッスル・アポン・タインの労働者階級の生活を記録したことで知られるドキュメンタリー写真家の故ティッシュ・マーサの写真が起用されたアルバムのアートワークについて、サム・フェンダーは「彼女の作品を使ってアルバムのストーリーを伝えることができるのは光栄なことです」と述べている。
さらに、アルバムとシングルの発表に伴い、サム・フェンダーは2025年に行う北米ツアー“People Watching Tour”の日程も明らかにした。現地時間2025年4月5日にバンクーバーのダグ・ミッチェル・サンダーバード・スポーツ・センターで開幕するこのツアーに先立ち、2月11日にはニューヨークのウェブスター・ホールで一夜限りの特別公演が行われる。この北米ツアーは、すでにソールドアウトしている12月からのUK/アイルランド・アリーナツアー、3月に予定されているヨーロッパツアーに続くかたちとなる。
サム・フェンダーの最初の2作『Hypersonic Missiles』(2018年)と『Seventeen Going Under』(2021年)はいずれも全英アルバム・チャートで1位を獲得し、英国でプラチナ認定を受けている。彼はこれまでに累計20億回以上のグローバル・ストリーミングを記録し、2度のブリット・アワード、2度のNMEアワード、アイヴァー・ノヴェロ賞を受賞している。
Written By Sam Armstrong
サム・フェンダー『People Watching』
2025年2月21日発売
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