ラナ・デル・レイの父親、69歳のロブ・グラントがデッカ・レコードからアルバム・デビュー
ラナ・デル・レイ(Lana Del Rey)の父親で、ピアノと作曲をこなすサウンドスケープ・クリエイターのロブ・グラント(Rob Grant)が、デッカ・レコードを契約を交わし、デビュー・アルバム『Lost At Sea』を2023年6月9日にリリースすることを発表した。
これにあわせて先行配信がスタートしたソロ・ピアノによる美しいバラード曲「Setting Sail On A Distant Horizon」は下記よりお聴きいただける。
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今作には、2曲のヴォーカルと共作者としてクレジットされている娘のラナ・デル・レイをはじめ 、共同プロデューサーとしてジャック・アントノフ、ルーク・ハワード、ローラ・シスク、ザック・ドーズといった才能溢れる顔ぶれが参加している。
先行シングル「Setting Sail On A Distant Horizon」についてロブ・グラントは次のように説明する。
「“Setting Sail On A Distant Horizon”は、25フィート(約7.6m)のスループ船“Erewhon”でローズアイランド州ニューポートを出航し、ナンタケット島やマーサズ・ヴィニヤード島へ向かうときに感じた幸せと自由を表現したピアノ曲です。ピアノはゆっくりと始まり、帆が風で満たされ、船が重い大西洋のうねりに身を任せながら癒されていくにつれて高まっていきます。ピアノは、船がより多くの風を受けながらスピードを上げ、遠い水平線に向かって進むようにあなたを運んでいるのです」
デッカ・レコードと契約したロブ・グラントは、音楽という新たなキャリアを掘り起こし、次なる冒険へと踏み出そうといている。マックス・リヒター、ルドヴィコ・エイナウディ、オーラヴル・アルナルズ、ジェフ・ゴールドブラムなど、ピアノをベースにした世界クラスのアーティストを数多く擁し、あらゆる音楽ジャンルのピアノ作品を録音してきた豊かな伝統を持つデッカ・レコードは、ロブ・グラントにとって、その独自の芸術性を発揮するためのうってつけのホームグラウンドであると言える。
ロブ・グラントの音楽キャリアは偶然の産物だった。これまで広告代理店でのコピーライター、レストラン経営、不動産のブローカー、家具ビジネスなど、家族を養うために様々な仕事をこなしてきた彼は、正式な音楽教育は受けておらず、楽譜も読めないというが、仕事の傍ら独学でピアノと作曲を続けてきた。ひとたび彼がピアノの前に座ると、自然と音符が溢れ出すのだ。彼は何時間でも弾き続けられる。感情が思考を圧倒し、次から次へとメロディーが生まれていく。
Written By Will Schube
ロブ・グラント『Lost At Sea』
2023年6月9日発売
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