リンゴ・スター、来年1月発売の6年ぶりのフルアルバム『Look Up』から、新曲「Thankful」公開
リンゴ・スター(Ringo Starr)が2025年1月10日にリリースする6年ぶりのフルアルバムであり新たなカントリー・アルバム『Look Up』から、アリソン・クラウスをフィーチャーしたセカンド・シングル「Thankful」を公開した。
「Thankful」は、T・ボーン・バーネットが共同プロデュース/共同作曲を手掛ける同アルバムの中で、リンゴ自身が共作に携わった唯一の楽曲となる。
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リンゴ・スターは同曲についてこう述べている。
「この曲が大好きなんだ。プロデューサー兼エンジニアのブルース・シュガーと一緒に書き上げたもので、LAらしいカントリー・サウンドに仕上がっている。歌詞では、いつも前向きなテーマに焦点を当てることを心がけているけれど、この曲では特に、感謝すべきことについて書いた。この曲が皆さんに喜びや平和、そして愛をもたらすことを願っているよ」
50年振りのカントリー・アルバム
『Look Up』は、リンゴ・スターにとって、2019年以来のフル・アルバムであり、50年以上ぶりのカントリー・アルバムとなる。リンゴ・スターは、1970年代に初めて出会い、2022年の再会を機に親交を深めていったとT・ボーン・バーネットとの仕事について次のように振り返っている。
「私はずっとカントリー音楽が大好きだった。そして今回、T・ボーンに曲を書いてほしいと依頼したとき、その曲がカントリーになるとは思っていなかったけど、もちろんそうなって、それが本当に美しい曲だった。当時はEPを制作していたから、カントリーEPになると思っていた。でも、彼が9曲も作ってきてくれたので、アルバムを作るしかないと思ったんだ」
一方、T・ボーン・バーネットは今回のコラボレーションについてこう語っている。
「60年間抱き続けてきた夢が実現したようなものだ。私が長い音楽人生の中で行ってきたどの仕事も、彼と彼のバンドがいなければ成立しなかっただろう。このアルバムは、彼が私や私たちに与えてくれたすべてに感謝の気持ちを伝えるひとつの方法なんだ」
全11曲を収録したアルバム『Look Up』のレコーディングは、今年ナッシュビルとロサンゼルスで行われた。リンゴ・スターが全曲で歌い、ドラムを演奏する同アルバムには、アリソン・クラウスに加え、ビリー・ストリングス、ラーキン・ポー、ルシウス、モリー・タトルといったナッシュビル出身のスターたちも参加している。「Thankful」は、以前発表されたシングル「Time On My Hands」に続く新曲で、ポール・ケナーリー、ダニエル・タシアン(ブルース・シュガーと共にアルバムのプロデューサーを務める)、そしてT・ボーン・バーネットとの共作によるものだ。リンゴ・スターは現地時間2025年1月14日と15日に、ナッシュビルのライマン公会堂ライマン・オーディトリアムでヘッドライン公演を行い、アルバムの楽曲を披露する予定だ。
Written By uDiscover Team
2025年1月10日発売
CD&LP / iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music
1. Breathless (feat. Billy Strings)
2. Look Up (feat. Molly Tuttle)
3. Time On My Hands
4. Never Let Me Go (feat. Billy Strings)
5. I Live For Your Love (feat. Molly Tuttle)
6. Come Back (feat. Lucius)
7. Can You Hear Me Call (feat. Molly Tuttle)
8. Rosetta (feat. Billy Strings and Larkin Poe)
9. You Want Some
10. String Theory (feat. Molly Tuttle)
11. Thankful (feat. Alison Krauss)
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