リンゴ・スター、最新EP『Crooked Boy』から「Gonna Need Someone」MV公開
リンゴ・スター(Ringo Starr)が、2024年4月20日にレコード・ストア・デイ限定として、4月26日には配信でリリースした最新EP『Crooked Boy』からの注目曲のひとつ「Gonna Need Someone」のミュージック・ビデオを公開した(CD発売は5月31日)。
リンゴ・スターの「よし、フィルムを始めて」という合図から始まる同ビデオでは、ザ・ビートルズのメンバーだった若き日のリンゴの映像と、現在の彼と彼のバンドがこの曲を演奏している映像が奇妙なモンタージュのように展開する。
また、サビでは以下のように歌いながら、お馴染みのピースサインをかざすリンゴの姿が何度も映し出されている。
誰かが必要なんだ、誰か愛する人が必要なんだ
Gonna need someone, gonna need someone to love
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ソングライターの殿堂入りを果たしているリンダ・ペリーが全曲の作詞・作曲、プロデュースを手掛けたEP『Crooked Boy』には、リンゴ・スターのトレードマークのヴォーカルと伝説的なドラム演奏をフィーチャーした4つの新曲が収録されている。
リンゴ・スターの2021年のEP『Change the World』に収録された「Coming Undone」や2022年の『EP3』に収録された「Everyone and Everything」でコラボレーションした後、リンダ・ペリーはリンゴにEP全体をプロデュースできないかと持ちかけ、今回「February Sky」「Gonna Need Someone」「Adeline」「Crooked Boy」で構成される『Crooked Boy』が完成した。
リンゴはその制作過程について次のように語っている。
「リンダは、僕のためにすばらしいEPを作ってくれた。彼女は自分のスタジオでこのEPをプロデュースしてから、その音源をこちらに送ってくれた。そこに僕がドラムスとヴォーカルを加えたんだ」
その他の関連ニュースとして、リンゴ・スターは先日、リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドの秋ツアーの日程を発表した。
最新ツアーの日程には、2010年と2012年のツアーの開幕地となったオンタリオ州のフォールズビュー・カジノや、1992年から2018年の間にヒズ・オールスター・バンドと共に8度も訪れているラジオシティ・ミュージックホールなど、リンゴのお気に入りの会場が含まれている。2010年7月7日にラジオシティ・ミュージックホールで行われたライヴには、リンゴの70歳の誕生日を祝うために、ザ・ビートルズのバンド仲間であるポール・マッカートニーとジョー・ウォルシュという2人のサプライズ・ゲストが登場した。
スティーヴ・ルカサー、エドガー・ウィンター、コリン・ヘイ、ウォーレン・ハム、ヘイミッシュ・スチュアート、グレッグ・ビソネットが参加するリンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンドは、全12公演を行なう予定だ。
Written By Will Schube
リンゴ・スター『Crooked Boy』
2024年5月31日発売
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