ボブ・マーリーの名曲をアフリカ人音楽家が再構築した最新作『Africa Unite』発売
レゲエ界のアイコンであるボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズのヒット曲の数々を、現代の豪華アフリカ人ミュージシャンたちとの刺激的なコラボレーションによって再構築した最新プロジェクト『Africa Unite』が2023年8月4日にリリースされた。
この新作より、ボブの孫であるスキップ・マーリー(Skip Marley)とナイジェリア出身のシンガー、レマ(Rema)をフィーチャーした名曲「Them Belly Full (But We Hungry)」の躍動感溢れる新ヴァージョンのオフィシャル・ビデオが公開された。ジャマイカで撮影された同ビデオは以下よりご覧いただける。
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全10曲を収録した『Africa Unite』には、サルコディ(Sarkodie)、ティワ・サヴェージ(Tiwa Savage)、テニ(Teni)、オックスレイド(Oxlade)らも参加。それぞれのアーティストが独自のセンスと芸術性を発揮し、ボブ・マーリーの不朽の影響力に敬意を表しながら、彼のアイコニックな名曲を瑞々しい歌声で披露している。
ボブ・マーリーとアフロビート
ボブ・マーリーがレゲエとアフロビートの音楽文化に与えた影響は計り知れない。彼の時代を超越した音楽は、国境や世代を超えて愛されている。ティワ・サヴェージによる「Waiting In Vain」の心温まる演奏から、サルコディによる高揚感溢れる「Stir It Up」まで、『Africa Unite』は2つの卓越した音楽世界の見事な融合によって、リスナーを魅惑的な音楽の旅へと誘う。
同アルバムからは、ナイジェリアの新星テニ&オックスレイドによる「Three Little Birds」の新ヴァージョンがリード・シングルとして公開されていた。
このアルバムの意義について、ボブ・マーリーの娘であるセデラ・マーリーは次のように述べている。
「“Africa Unite”は現代のアフリカにおけるボブ・マーリーの重要性を示すアルバムです。このアルバムに参加しているアーティストたちは、ボブ・マーリーが愛し、誇りに思っていたであろう方法で、ボブ・マーリーの名曲を再構築しています」
このアルバムは、ボブ・マーリーの忠実なファン層だけでなく、新鮮且つ活気に満ちた方法で彼の音楽が持つマジックを体験してみたいと望む新たなリスナーを惹きつけるだろう。
1981年に亡くなったボブ・マーリーは、レゲエのパイオニアとして1994年にロックの殿堂入りを果たした。彼の力強い歌詞と魅惑的なメロディーは、数え切れないほどのアーティストにインスピレーションを与え、その後の音楽的風景へと導いていった。彼の影響力は、この『Africa Unite』の中で、過去と現在を橋渡ししながら共鳴し続けている。
Written By Tim Peacock
ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ『Africa Unite』
2023年8月4日発売
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