マシュー・フックによるソロ・プロジェクト、フォスフォレセントの新作『Revelator』が4/5発売
マシュー・フック(Matthew Houck)によるソロ・プロジェクト、フォスフォレセント(Phosphorescent)が、ヴァーヴ・レコード移籍第一弾となる9曲入りのオリジナル・アルバム『Revelator』を4月5日にリリースすることを発表した。
家庭、パートナーシップ、家族を築くという重責に伴う、静かな障害や語られることのない真実と向き合い、格闘する『Revelator』は、なぜ一見のどかな生活が周囲に漂う不安感によって定義されることがあるのか、また私たちがお互いや自分自身からどのように遠ざかるのかといった難しい問いに思索をめぐらせている。一方で、そのタイトル通り、この作品は、人生の日々の中で苦労の末に取り戻した再生、再発明、啓示を見出そうとするものである。
フォスフォレセントはこの発表にあわせて、アルバムのタイトル・トラックを公開した。この荒々しくも幽玄なサウンドのブレンドは、過去を一掃し、新たな一歩を踏み出すためのカタルシスを表現している。マシュー・フックが1人ボートに乗り、夢幻的な薄明かりの中で寓話的な(そして文字通りの)人生の川をひたすら進んでいる「Revelator」のミュージック・ビデオは以下よりご覧いただける。
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マシュー・フックは「Revelator」について次のように語っている。
「この曲は、僕がアルバムを作ろうとしていることに気づかせてくれた曲なんだ。毎回そんな曲がある。それまでは、自分のやっていることが何なのかはっきりしないまま、いろいろな段階の曲の断片を抱えてもがいているようなものなんだ。“Revelator”という曲ができた時点で、このアルバムがどんな作品になるのかが見えた。アルバム名の“Revelator”には、特定の聖書的な意味やジャンルの連想も含まれていて、この作品やフォスフォレセントには全く当てはまらないような気がして、本当に悩んだ。でも最終的には、このアルバムが何を意味するのかがわかったし、それ以外の名前は思いつかなかった。だからこの曲がタイトル・トラックなんだ。今まで書いた中で一番いい曲かもしれないね」
ヴァーヴ・レコードの社長であるジェイミー・クレンツはこう述べている。
「私たちのレーベルにはマシューの長年のファンがたくさんいます。彼をヴァーヴ・フォアキャスト・ファミリーに迎え、このような素晴らしいアルバムを世に送り出す機会を得たことを本当に嬉しく思っています」
マシュー・フックのセルフ・プロデュースにより、彼のナッシュビルのスタジオで6ヶ月かけてレコーディングされた『Revelator』には、ザ・ラカンターズのジャック・ローレンス、ダーティ・スリーのジム・ホワイト、そしてマシューのパートナーで、彼以外の誰かによって書かれた初のフォスフォレセント楽曲となる「The World Is Ending」を手掛けたシンガーソングライター兼ピアニストのジョー・ショルニコウといったコラボレーターが参加している。
その他にも、彼らの子供たちの視点を通して世界を新たに見つめることや、バーのトイレの壁に書かれた驚くほど深い(とはいえ卑猥な)一連のメッセージからインスピレーションを得た楽曲などが収録されたアルバム『Revelator』は、マシューが毎月発表していたお気に入りのアーティストのカヴァーをまとめた2022年の『The Full Moon Project』に続く作品となる。フォスフォレセントの2018年のフル・アルバム『C’est La Vie』は、「ペティやスプリングスティーンのような天性の1人」(ブルックリン・ヴィーガン)、「バーで実際に隣に座りたい男」(NPRミュージック)と称賛され、さらにジミー・キンメル・ライブ!、レイト・レイト・ショー、CBS『サタデー・モーニング』などの人気テレビ番組にも出演を果たし、印象的なスタジオ・パフォーマンスを披露していた。
フォスフォレセントは2024年後半からツアーをスタートさせる予定で、詳細は近日中に発表される。
Written By Tim Peacock
フォスフォレセント『Revelator』
2024年4月5日発売
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