フィル・マンザネラのソロキャリアを総括する『50 Years of Music』が11/1発売

Published on

フィル・マンザネラ(Phil Manzanera)の50年間のソロ・キャリアを総括する作品集『50 Years of Music』が11月1日にリリースされる。

1972年にロキシー・ミュージックに加入して以来、フィル・マンザネラはグループやソロ名義で作品をリリースしながら、国際的音楽プロデューサーとして数々の賞を受賞し、イギリスのミュージック・アイコンとして活躍してきた。同コレクションは、ブライアン・イーノ、デヴィッド・ギルモア、ニール&ティム・フィン兄弟、アンディ・マッケイ、ロバート・ワイアット、エディ・ジョブソン、ジョン・ウェットンらとのコラボレーションを含む、全10作のソロ・アルバムを一つにまとめたものとなる。

<関連記事>
ロック初のポストモダンの名作『ROXY MUSIC』を8つの要素で分析する
早弾きやソロだけじゃない、新たな方向性を開拓した80年代のギター・ヒーローたち

『50 Years of Music』は、オリジナル・アートワークがパッケージ全編に施され、10インチ四方ののハード・スリップ・ケースに、11枚のCDを収納する3つのウォレットが収められている。フィル・マンザネラの監修のもと、アルバムはロンドンの有名なエア・スタジオでアルケミー・マスタリングのバリー・グリントによってリマスタリングされた。

また、写真、手書きのメモ、テープ・ボックス、走り書き、切り抜き、オルタネイト・アートワーク、歌詞、作曲、思考、そしてオリジナル・アルバムのブックレットで構成された100ページに及ぶブックレットが、この特別な音楽の旅に添えられている。

10作のオリジナル・アルバムを収録した10枚のCDには、レア曲や未発表曲が収録されているほか、未発表デモ、ラジオ・セッション、ヨーロッパのレア・シングルを集めた2000年の『Rare One』に続くボーナス・ディスクで、フィルの個人的アーカイヴから10曲の未発表曲、デモ、ライヴ・トラック、2曲のレア音源が収められた『Rare Two』も付属。

ファンは、フィルが長年の友人でありコラボレーターでもあるデヴィッド・ギルモアと共作したピンク・フロイドの「One Slip「の初期ヴァージョンである「Demo PM 1」や、1982年にロキシー・ミュージックがフランスのフレジュスで行ったライヴから「Impossible Guitar」のライヴ音源も楽しめる。

フィル・マンザネラは、このコレクションについて次のように語っている。

「このボックス・セットは、私がこの50年間、ロキシーとは別の、並行するソロ音楽の世界で取り組んできたことをリスナーに伝えるものです。友人たちと力を合わせ、“Sin Fronteras(国境のない音楽)”という共通の目標を達成することが常にテーマでした」

Written By Hannah Zwick


フィル・マンザネラ『50 Years of Music』
2024年11月1日発売
CD /  iTunes Store / Apple Music / Spotify / Amazon Music / YouTube Music



Share this story

Don't Miss

{"vars":{"account":"UA-90870517-1"},"triggers":{"trackPageview":{"on":"visible","request":"pageview"}}}
モバイルバージョンを終了